我家のワン君は「私がご主人様でよかったのかなぁ～」と思う事がよくあります。
共に暮らす彼のお蔭で私の心は癒されていますが、彼は私の思いだけで左右されて暮らしています。
犬や猫だけではありません。
縁ありて共に暮らす生き物達に、私達人間と出逢えた事を喜んでもらえるようにしてあげたいと思っています。

7月21日（土）午前11時53分です。
今、ふと前を見ると、ニヤニヤしながら中国四千年のおじちゃまが登場しています。
私が先程から頭の中でお逢いしたいなぁ～が、通じたのかもしれません。

それにしても期待を裏切らないお衣装なこと。朱赤が似合っておられると云うか、見慣れたせいか心が不思議と落ち着きます。

今日はどんなお話しが聞けるのか、暫し中国四千年のおじちゃまに見惚れていると「見るな　見るな、穴が開くではないか」と言われてしまったが、何故か見続けると穴が開くかも知れないと思ってしまった。

「睡眠は、活動を人々がしている世界とは別の世界でなぁ。十分な睡眠を永い間とらないと、睡眠の世界に戻れなくなり、人としての生き力を失い、ある者は物事の判断力をなくし、又、ある者は興奮状態が続く。又、ある者は気力を失くし、又、ある者は恐怖心が強まる。お前達が住む世界は、この睡眠をどうも軽んじている所がある。何が楽しいのか夜空を見る事のせずに眠る時間を惜しんで色んな事をし過ぎる。

人はなぁ～、日が昇り日が沈むリズムを体中で感じて過ごすと、自分でも驚くくらいの知恵と勇気が湧くものぞぉ。
同じ日に眠り同じ日に起きると、どうなるか分かるか？
心の中に静寂心が衰え、自己の存在すら良く分からなくなるものなのだ。
昔はのぉ～、夜の8時～9時が一番自分を取り戻せる時間でなぁ。月の輝き、星も語りかけてなぁ～。良き時代だったワ。

今日の最後に言っておくが、今、心が疲れておる者は夜8時に床につけ。そして、両手を胸の上に置き、息を整え、ひとつ、ふたつ、みっつと数えながら、鼻から出る風を楽しめ。
目を瞑ると何も見えないのではない。お主のまぶたの裏が見えているはずじゃ～。ワフフフフ～～」

私が何か話そうとしたら、お姿が消えてしまった。