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大矢真那 - 大矢真那、日々前進!

2012.07.27 00:00

「憑いてくる」→おやすみなさい



「憑いてくる」

この撮影が、いつぞや書いた、時を忘れ、外に出た時は夜が明けていた撮影でした。

MV、ドラマ収録経験させていただいてきましたが、作品としてまず監督さん、そんな位置付け。

監督さんのイメージや考え方をそこにいるそれぞれが創っていく。

「憑いてくる」三宅隆太監督。

監督は私に「これが、一番最初に世に出るからね」
セリフは無い、予告編、六分程の作品。

それをこんなに丁寧に創り上げるんだ、その中の一人に加えていただいて、もっとこの時間が続いてほしい、そんな撮影でした。

例えば、私を追うのはカメラマンさんです。

監督さんのこう撮って、からスタートしてカメラマンさんは自分の意見を言う。
私から見ると対等に。
そして監督さんが、その意見を考える。
そして「じゃあ一度それでやってみよう」何度も、何度も。

私は途中で、こんなに繰り返すのは私の出来が悪くて、使えないから迷惑かけてるのかな、とても不安になり監督さんに尋ねました。

でも監督さんは「そういうことじゃないんだよ」穏やかなお人柄でした。

誰も声を荒らげることなく、積み木を積むように進んだ撮影でした。
待ち時間、私はプロデューサーさんだと記憶している男性の方が、
「このスタッフたちはギャラを上げると言ったら、ギャラ上げるくらいなら制作費に使って下さいってメンバーなんだ」
「少し前まではこういう現場に女は入れなかったんだよ。でも男女参画(っておっしゃったと思う)で入ってこられるようになってね。だからここにいる女はみんなタフなんだよー」

立ち動く女性スタッフさんたちを頼もしそうに眺めながら嬉しそうに話して下さいました。

数えきれないほど廊下を走り

何度も何度も
階段を駆け降り、また昇り。
降り始めの息づかい、それまでどれ程走ってきたか、次々わかっていきます。


完成では一秒あるかないかのシーンですが、私が逃げるために走り出す、その走り出しの足元だけ、それだけでも沢山繰り返しました。

その前の感情から説明していただき、それが表現できるまで足元だけのシーンを繰り返し撮る、動く、撮るまた動く。

今思い返しても、物凄い贅沢な経験でした。


繰り返すたび自分もクレッシェンドしていく感覚。

ホラー苦手で自分は見ない私ですが、不思議なものでお仕事でいただくと怖いとは思いませんでした。

もう、とにかく一生懸命やんなくちゃ、ばかりで。


共に創る、そう言うには私の立場は小さな役目でしたが、あの映像には映る私と看護婦さん以外のたくさんの創る人と力が創り上げた映像ということをお話ししたかったです。


看護婦さんの女優さんについてもお話しさせていただきたいのですが、それはもう一話、にしし、須田ちゃんと出させていただいた回が放送されてから、のお楽しみということで。


相変わらずこれだけ書くには、今日のような丸一日空いている日じゃないと書けない私です。

さすがに、紙に下書きして、はしませんが、これも何回もあっちこっち書き直して書きました。

でも私は「何回も」それが好きなのかもしれない。

レッスンでも、公演でも、ブログでも、撮影でも

それが私に合ってる気がする。


明日はその公演です。

サンシャインから
空いっぱいに

目に見えるほど
♪制服の芽パワー
飛ばすから

どうぞ
みんなみんなで

今夜は予告編のような夢を

ご一緒に
手をとりながら


おやすみなさい☆ミ

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