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【ロンドン余話】金メダルの価値は5万800円…3位の銅ではチーズバーガーも買えない
また、ウォールストリート・ジャーナルによると、最近の五輪で最も安い金メダルは2000年のシドニー五輪で、たったの80ドル(約6250円)。メダル自体が小さく、金と銀の含有量が低かったためだ。また、最も高価なものは、1980年のレークプラシッド冬季五輪で、今の価値にすると1000ドル(約7万8200円)もするという。
もちろん、ほとんどのアスリートにとって、メダルにどれだけの貴金属が含まれているかは関係ないだろう。ほんの一握りのアスリートしか手にできないメダルには貴金属相場以上の価値があることは間違いない。例えば、シドニー五輪の競泳50メートル自由形で金メダルを獲得したアンソニー・アービンは2005年に自らの金メダルをネットオークションのeBayに出品。実に1万7100ドル(約133万7000円)の高値で落札され、その全額を災害救助基金に寄付している。
国の威信と自らの栄誉をかけたメダル争い…。その火ぶたがいよいよ切って落とされる。(五輪取材班)
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