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【東日本大震災】SL復興号に火入れ 運行前に安全祈願 福島・郡山車両センター
2012.7.20 21:13
JR東日本が昨年復活させた蒸気機関車(SL)C61形20号機が「ふくしま復興号」として東北線の郡山-福島間を走るのを前に、安全運行を祈願する火入れ式が20日、福島県郡山市の郡山総合車両センターで行われた。
同センターの阿部浩幸所長が「復興支援につながればいい。整備して本番の運行に備えたい」とあいさつ。神職のおはらいの後、所長がたいまつで運転台のかまに火を付けると、C61は煙突から黒い煙を吐き出した。
車両は昭和24年製。東北線などで活躍し、福島県での運行は45年ぶりとなる。現役引退後は群馬県伊勢崎市で展示されていたが、約1年をかけて修復した。
旧型客車5両を連ねるふくしま復興号は28、29日に1往復ずつ運行。郡山発の下り線はC61がけん引するが、福島発の上り線は急勾配があるため電気機関車がC61ごと引っ張る。両日とも指定席は完売している。
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