クソ容疑2
Aの関係者と話していたところ、突然現れた警察官に両脇を固められ連れて行かれた。
野田「勝手に連れて行くって、これは任意じゃないの?強制なの?」
警察「関係ないから、関係ないから。」
本来は任意であるはずだから、このような半強制的な身柄拘束は許される筈はない。しかしながら、警察は小生のことを、Aを犯罪行為に染めさせる側の人間と勘違いしていたようだ。自分の素性を明かした上で、Aとの関係を車の中で話すうちに、ある程度誤解は解けたようにも思えた。小生を半ば強制的に拘束した点についても、同乗の警察官も「ごめん、任意だったんだけどね、犯人だと思ったから。」と半ば過ちを認める発言もしていた。
しかしながら、最終的にAとその関係者から話を聞いて確定するまで、警察署にいてほしいということになり、車で連れて行かれた警察署に留まることになってしまった。事件のことについては、1時間もすると話が尽きてしまった。その後はオウムがどうのこうのという内容で、関係のないことばかり聞いてくる。なんだか単に時間稼ぎをしているだけのような気がした。
しかもこちらの持ち物について、中身をいちいち確認した上で、それを透明なプラスチックケースに入れて机の脇に保管するという措置をとっていた。こっちにとってみれば、「何でそんなことされなあかんねん」という話なのだが。
なんだか簡単に帰してくれそうにない雰囲気。裏で逮捕令状請求の準備をしているのではないか、という気がした。そうなった場合気になるのは、また半分も終わっていない相続関係の処理、それに任意売却で家の買取を進めている話だった。小生に万が一のことがあっても、事案が処理されるようにしておく必要があった。
それで小生は、電話でそれらの件の処理を多少なりとも進める話を関係者に連絡しようと思った。しかし警察官いわく「ここは取調室だから」と電話もさせてくれない。ここまで言われると、何かおかしい雰囲気が充満。既に無理やり車に詰め込まれてから、都合3時間は経っていた。そこで小生は、再度「任意か、強制か」という議論を蒸し返すことにした。
野田「もう話すことも話しましたし、家に帰りたいんです。任意ですから帰っていいですよね?」
すると警察は、「上に聞いてくる」と別の所にお伺いを立てに出て行く。この「任意ですよね?」「上に聞いてくる」を何回か繰り返した挙句、小生は荷物をまとめて取調室を出るに至った。
しかし取調室を出た小生を、10人くらいの署員がぞろぞろ周りを取り囲んでついてくる。これも明らかに異様な風景だった。小生は家の買取を言付けるべく携帯で連絡を試みたが、相手がでない。電話をしながらロビー付近まで来たときに次のように述べられた。
警察「こちらの話を聞かないので、仕方がないので緊急逮捕します。」
緊急逮捕とは、急を要するためにまず被疑者を逮捕し、後に逮捕状を求めるという手続。まあこの瞬間が一番腹が立った。
一応緊急逮捕の令状が示された。容疑は「強要未遂」、被疑事実にはマスコミがヨダレを垂らして飛びついてきそうな内容が書かれてあった。かくして人生3度目の逮捕という事態に至った。
(つづく)
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