NHK北海道のニュース 札幌放送局
終戦時保管証券 引き取りを
終戦後、海外から引き揚げてきた人たちから預かっている海外の通貨や証券などを函館税関が公開し、心当たりのある人に引き取ってほしいと呼びかけています。
終戦後、海外から引き揚げてきた人たちはGHQ・連合国軍最高司令官総司令部から一定額以上の紙幣や証券を国内に持ち込むことをインフレ防止のため禁じられ、税関などが一時的に預かりました。昭和28年からは返還が行われていますが、函館税関では去年末の時点で1万8916人分、8万3728件の証券がいまだに保管されたままになっています。
旧満州中央銀行券など、古い通貨は換金できず、時間の経過とともに引き取りも減っているということです。
函館税関の山本敏博広報官は「保管証などがなくても名前だけで照会できる場合もあるので、心当たりのある人や家族は、問い合わせてほしい」と話しています。
問い合わせは0138ー40ー4244です。
07月26日 08時12分