大津市でいじめを受けていた中学生が自殺した問題で、滋賀県警は、26日から当時の在校生らへの事情聴取を始めます。
聞き取りは、学校のアンケートで「自殺の練習をさせられていた」などと記名で回答した生徒を中心に実施され、生徒の心理的負担を考慮し、保護者の同席を求めるということです。警察は、すでに教員への聴取を一通り終えていて、いじめの実態の裏づけを進めています。一方、学校が去年11月、男子生徒の自殺後に初めて開いた保護者説明会の内容が明らかになりました。
男子生徒の父親:「アンケートの中身は、読んでいても吐き気すらするような内容。何があったのか把握できてないまま、子どもたちの不安が取り除かれていない」
男子生徒の父親が再発防止を訴える一方で、いじめたとされる生徒の両親も発言し、「いじめられるのが嫌なら学校に来ていないはず」「いじめという判定を取り消してほしい」といじめの存在を否定。「アンケート調査の結果は主観が入っていて偏っている」などとアンケートそのものを疑問視する発言もしました。
提供:保護者