現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 特集
  4. 東日本大震災
  5. 記事
2011年12月7日19時43分

印刷印刷用画面を開く

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

ヨウ素剤の服用基準を厳格化 50ミリシーベルトに

関連トピックス

 放射性ヨウ素による甲状腺被曝(ひばく)を防ぐ安定ヨウ素剤の服用基準を、これまでの甲状腺の局所的な被曝線量100ミリシーベルトから50ミリシーベルトへとより厳しくすることになった。原子力安全委員会の防災専門部会被ばく医療分科会で7日、意見がまとまった。

 国の原子力防災指針では現在、放射性ヨウ素の影響を最も受けやすい1歳児の甲状腺の被曝線量が100ミリシーベルトになると予測される場合に、原子力安全委員会がヨウ素剤の服用を助言するとしている。

 しかし、世界保健機関(WHO)は1999年から小児や妊婦、授乳中の女性の服用基準を10ミリシーベルトにした。国際原子力機関(IAEA)も今年6月に投与基準を100ミリシーベルトから50ミリシーベルトに下げた。背景には、チェルノブイリ原発事故で約50ミリシーベルトの被曝でも甲状腺がんが増えたとの疫学調査などがある。(大岩ゆり)

検索フォーム

おすすめリンク

日本全体が地震の巣の上にある。それでも多少なりとも危険の小さい場所はどこなのか。

朝日新聞の好評連載「プロメテウスの罠」の第8シリーズ。電気料金の不可解さとは。

津波にのまれた車はどうなり、乗員が助かるためには何が必要なのか。

東日本大震災で、これまでの備えはどう生かされ、何が不足していたのか。

一年以上が経ったいま、住民を脅かしたセシウムはどうなっているのか。

なぜ学校は児童を守れなかったのか。助かった教員や生徒、保護者の話から明らかになるあの時。

朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介

東日本大震災アーカイブ

グーグルアースで見る被災者の証言

個人としての思いと、かつてない規模の震災被害、その両方を同時に伝えます(無料でご覧いただけます)

プロメテウスの罠・完全再録

明かされなかった福島原発事故の真実

福島第一原発の破綻を背景に、政府、官僚、東京電力、そして住民それぞれに迫った、記者たちの真実のリポート

朝日ジャーナル わたしたちと原発

「朝日ジャーナル わたしたちと原発」表紙画像

「制御できない」放射能の脅威

高橋源一郎、児玉龍彦、大熊由紀子×鎌田慧、小島慶子、天野祐吉など執筆陣が語る原発問題(表紙デザイン:箭内道彦)

検索

亡くなられた方々

| 記事一覧

【東日本大震災】救援募金を受け付け中

●銀行振り込み
三井住友銀行新橋支店(店番216)普通2133184
【口座名】朝日新聞厚生文化事業団災害口
●郵便振替
「朝日新聞厚生文化事業団」(00110・8・449253)