兵庫県教育委員会は25日、スマートフォン(多機能携帯電話)で女性のスカート内を盗撮した太子町立中学校の男性教諭(26)を懲戒免職処分にしたほか、酒気帯び運転、生徒への体罰などで計4教諭を停職1〜6カ月、戒告などの処分にした。
県教委によると、男性教諭は6月29日夕、勤務後にJR姫路駅高架下商業施設の書店で、スマホのカメラで20代の女性2人のスカート内を撮影した。店外で警備員に呼び止められ、駆けつけた警察官に盗撮を認めた。
一方、猪名川町立小の男性主幹教諭(59)=停職6カ月=は5月、昼食にワインを飲んだ後、乗車して対向車と接触事故を起こし、酒気帯び運転容疑で摘発された。姫路市立中の女性教諭(26)=同1カ月=は一昨年12月に乗用車の免許が失効していたのに今年6月まで無免許運転し、同運転容疑で逮捕された。別の市立小の男性教諭(29)=同=も2年2カ月間、無免許運転していた。
また、明石市の県立高校の女性教諭(56)=戒告=は5月末の部活動指導中、男子部員の声が小さいことなどに腹を立て、平手で頭や頬をたたくなどして部員の首に全治2週間のけがを負わせた。
相次ぐ不祥事に、県教委は「教職員一人一人が公務員であることを自覚するよう、重ねて指導していく」と話している。
(今泉欣也)
(2012/07/25 20:22)
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