関西電力大飯原発4号機が25日未明、3号機に続いてフル稼働に達しました。関西の電力不足は大きく改善される見通しです。
大飯原発4号機は午前1時、牧野経済産業副大臣立会いのもと3号機に続いてフル稼働に到達しました。牧野副大臣は、「常に安全をモットーにしながら、作業を進めてきた結果、何のトラブルもなく、無事ここまでたどり着けた」と述べました。しかし、フル稼働からおよそ4時間半後、1次冷却材の温度が上がり過ぎていることを示す警報が作動しました。ただし関西電力は、原子炉の状態を示す他の数値には異常は見られず、運転そのものや外部への影響はないとしています。3・4号機のフル稼働で、大飯原発は236万キロワットの電力供給が可能となりますが、関西電力は当面10パーセントの節電要請を続ける方針です。
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