シロクマの屑籠 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2008-05-30

オタク界隈という“ガラパゴス”に、“コミュニケーション”が舶来しました

 

 時代は

 オタク=コミュニケーション貧者

 オタク愛好家=冴えない根暗

 ではなくなってきてるんじゃないかと思う。

 

 

 

 例えば僕が「脱オタサイト(汎用適応技術研究[index])」を開いた2001年頃だったら、秋葉原であれコミケであれ、[オタク=コミュニケーション貧者][オタク愛好家=冴えない根暗]という図式は、確率としては、かなりの確度で当てはまっていたと思います。インターネットで『侍魂』『ちゆ12歳』なんかがヒットしていた当時、“オタクでも服装を整えよう”とか“オタクだけど周りの目を気にしてみよう”などと考える人の姿はまだ疎らで、今で言うアキバ系ファッションが最盛期でした。

 

 この2000年前後においては、服飾面でも、会話技能や処世術でも、アニメやゲーム趣味を主な娯楽にしている思春期男子と、そうではない思春期男子には、コミュニケーション能力のアベレージにかなりの落差があったと思います。当時、“脱オタ”がある程度の段階まで来ていた私は、オタク趣味の内外のそこらじゅうの文化圏に首を突っ込んで回っては、歓迎されたり叩き出されたりしていましたが、そうやって色々な文化圏と見比べて回るにつけても、オタク趣味界隈が最もコミュニケーション貧者が多いように感じられました。後々気づいたんですが、あの頃のオタク趣味界隈って、能力的にはコミュニケーション貧者が多かったかもしれないけれども、コミュニケーションの摩擦のかなり少ない状態でつるんでいられるという、ある種の楽園のような状況が保たれていたと思うんですよね。

 

 ところが、『電車男』以後ぐらいから、どうも様子が違って感じられるようになりました。もう、秋葉原に行っても典型的な“アキバ系ファッション”ばかりとは限らない。秋葉原の本屋に『脱オタクファッションガイド』が平積みされ、メイド喫茶がテレビで紹介されるような時代を経て、いつの間にか秋葉原の服飾のアベレージはすっかり変化してしまいました。“臭いオタク”なんて過去の話で、小綺麗な男女が“とらのあな”の紙袋を持って中央通りを闊歩するのが2008年です。オフ会でも、ただお喋りなだけの五月蠅いオタクや、聞き取りにくい小さな声でしかしゃべれないオタクの割合というのも急速に減少しているような気がします。オタクだからコミュニケーション貧者だとか、オタクだからコミュニケーションへの意識が乏しいとかいう傾向は、少しづつ終わりに近づいているんではないでしょうか。

 

 なかには、今でも服飾やコミュニケーションに時間もお金もかけずにひたすらエロゲーだけを追いかけるような旧来的なオタクさんもいないことはない。でも、オタクという言葉が指し示す人達はどんどん希釈されているし、エロゲーやラノベに関連したコンテンツを楽しむ人も“ライト化”“カジュアル化”していく現状のなかで、そういう求道者や仙人のようなオタクってのは割合的にどんどん小さくなってきている。そして、世間のアベレージとオタクのアベレージは、服飾も、コミュニケーションへの意識も、だんだん変わりが無くなってきているように思えます。これは、“オタク内部がコミュニケーションを意識するようになった”という変化だけでなく、“外部からオタク趣味界隈に新たに入ってきた層や、新たにラノベや2chなどを通して入ってきた層による変化”もあっての事でしょう。いずれにしても、もはやオタク趣味を愛好する人がやたらコミュニケーション貧者であるとか、服装がお粗末であるという傾向はこの数年間に間違いなく変わってきています。

 

 2000年前後の男性オタク趣味界隈は、確かに服装は“アキバ系”だったかもしれませんが、それゆえにコミュニケーションの諸能力を問われることなく集うことの出来る、緊張の少ない空間だったと記憶しています*1。多少、痛いオタ芸が出ても、痛い痛いと小馬鹿にするでもなく、まぁまぁ楽しくやりあえた時代だったと思います。しかし、小綺麗なオタクの時代には、そうはいかない。オタク趣味空間やオタクオフ会でも、コミュニケーションが意識されるようになりましたし、魅力的な異性が会に加わった時などには、その傾向に拍車がかかるようにもなりました。他の文化圏から切り離された絶海の孤島としてのオタク界隈は、かつてはコミュニケーション貧者にとっての貧民窟だったかもしれない、けれども逆に言えばコミュニケーション諸能力を問われない、ある種のパラダイスでもあったんだと思うんです。ですがそれももう終わりのようです。お洒落なオタクが増えました。気の利くオタクも増えました。多趣味なオタク*2も増えました。だけど、オタク趣味界隈はいつまでも“ガラパゴス”ではないようです。色々な人が出入りする、もっと一般的な消費カルチャーに向かって突き進んでいるようにみえます

 

 こうした時代の流れ・オタク界隈の未来予想を考えると、もはやオタク趣味愛好家特有の弱点としてコミュニケーションの問題を考えるのは適切とはいえないと思うのです。一昔前の秋葉原だったら、オタショップの紙袋を持ってる奴=コミュニケーション貧者という極端な決めつけでも8割がたは当たってたと思いますが、今の秋葉原ではそうはいきません。めちゃくちゃモテるオタクだって結構いるし、逆にモテる男性がオタク趣味に新たに手を染める、なんて事も起こるようになってきました。オタク界隈という“ガラパゴス”にも次々に新しい人が入ってきて、“ガラパゴスの旧来の動物達”も、新しい風と、新しいコミュニケーションの波に直面しつつあります。勿論、ライトな人の寄りつかない極端な領域やオンライン上では、コミュニケーションの気苦労を最小化していけるでしょうが、オフ会や秋葉原やコミケでは、コミュニケーションの普及ともに、その為の気苦労が押し寄せてきているように思えます*3。もう、オタクだからコミュニケーション貧者だとか、オタクだからコミュニケーション不要だとか、そういう話は少しづつ通用しなくなってると思うんです。時代は変化していますし、オタクも、オタク界隈も変化している。“ガラパゴス”にも、“コミュニケーション”が舶来しました。近未来のオタク界隈がどう変化していくのかを考えるうえで、この変化を無視するわけにはいかないでしょうね。

 

 

 

 ※2008-05-27 - Welcome To Madchesterへのお返事として。

*1:勿論あまりに極端であれば、問題にはなったにせよ

*2:アニメやゲームや漫画など以外の、レジャーなども楽しむ、というような意味の多趣味

*3:個人的には、二次元美少女などのコンテンツが21世紀においてメジャー化しうる特徴を持っている限り、こうした傾向は不可避のものだったと思っています。後世、もしゼロ年代を振り返るとしたら、理解の鍵になるのは二次元美少女に違いないと僕は思っています。

i04i04 2008/05/31 09:11 >二次元美少女などのコンテンツが21世紀においてメジャー化しうる特徴を持っている

二次元美少女はタバコを吸わない
二次元美少女はドラッグとか不倫とかにも走らない

現実のアイドルよりもさらに保守層にとって安定した存在ですね。

余談ですがアニメキャラもアニメが終わったらお役目御免じゃなくて、今後芸能人みたいに他局とか他の出版社の作品に主演したり脇役をしたりと、一つの独立した存在として扱われたら面白いかなーとか思ってます。

そして色んなアニメキャラが集まってプロ野球するとかサッカーするとかクイズ番組があったりする。

例えば『新世紀エヴァンゲリオンの主演女優のアスカさん』みたいな扱いでアニメキャラ達がテレビの向こうの世界で芸能活動していて結婚したり二世を生んだり。

p_shirokumap_shirokuma 2008/06/02 09:48 >>i04さん
 面白いですね、アニメキャラの一人歩きって。ただ、これが実際に起こっている場面は既にあると思います。その代表が、スーパーロボット大戦シリーズで、あれはバンプレストが企画する形で、「芸能人のようにキャラクターがバラエティやってる」感が濃厚だなぁと思ってます。あのシリーズは、データベースの整備という点でも初期からバッチリでしたし、考えようによっては先進的といえるかもしれません。今はアニメキャラはアニメコンテンツの内側で、ということになってますが、これから先どうなるのかは、定かではありません。

mirrorpersonmirrorperson 2008/06/05 01:07 脱オタのムーブメントが21世紀前後を発端として合ったのは事実かもしれないけど、ぼくの目が狂ってなければ、いまでも秋葉原の映像とかに写る人間の大部分はリュックによれよれのシャツを着ていて、甲高い声でしゃべる種類の人間です。(これを事実でないというならば、かっこいいオタクばかりがあなたの周りにたくさんいるという統計的な事実でも見せてほしい)
あなたはずーとブログでオタク=コミュニケーション弱者みたいな書き方をしてきたが、いまになって、ネット上のごく一部の洗練されたオタク、それはkiya2014や有村さんといった高学歴で知的なエリートオタクがオタクをポジティブに生きている姿を見て、単に「宗旨替え」しただけでとしか思えない。
旧態のオタクをオタクでないただの弱者として扱うことで、さぞかしブログ上での活動がやりやすくなるでしょう。頑張ってください。

mirrorpersonmirrorperson 2008/06/05 01:17 あとid:toruotのいってたとおり、あなたは
分析と規範を明確に分離できていない。

たとえば
>オフ会や秋葉原やコミケでは、コミュニケーションの普及ともに、その為の気苦労が押し寄せてきているように思えます

とあるけど、これは気苦労が押し寄せてくるのではなく、気苦労をすべきだ、正確にいうと、おれの気に入るような性格に鍛えなおすべきだともいえる。

べき論ならば最初からべき論でかくべきでしょう。

それに東氏が指摘するところでは、蛸壷化、動物化がすすむことで、オタクはコミュニケーションの隘路に入っていくという捉え方が通説です。あなたの話しでは、コミュニケーションが舶来するらしいですが。(そもそもコミュニケーションは双方向なのになぜ「舶来」などという言葉を用いるんでしょうか。ぼくにはわからない)

p_shirokumap_shirokuma 2008/06/05 01:18 私がみる限り、メッセサンオーやソフマップのエロゲコーナーなどで典型的なリュック&よれシャツのオタクを見かける頻度は2000年などと比べて激減しているように感じられます。また、多少地味な色合いの服ではあっても、清潔な着こなしの人も大幅に増えていると思います。とりわけ、この変化は20代中盤より下の世代において顕著です。コミケで遭遇する男性オタク達をみるにつけても、間違いなく服飾への感覚の鋭い参加者は増えてきてます。それは2000年頃と異なっているように思えます。古くからのスタイルは、全滅はしていないにしても、盤石ではなくなってきている、新しい動きがある、という指摘をすることに、問題があるというのですか。

p_shirokumap_shirokuma 2008/06/05 01:22 いいえ、変化しているということとべき論とは異なります。文中書いているではないですか、過去の気苦労の無い状況への懐古のようなメッセージを。それをmirrorpersonは読み取れないか、読み取らないかのどちらかなんですか。コミュニケーションの舶来についても、「オタク界隈に、コミュニケーションの波が押し処せてきた」というニュアンスなんですが、それが分からないということなんですか。以前、mirrorpersonが私のブログコメント欄に長文を投稿してきたときも、こちらの主旨を大きく逸脱した内容で不思議に思ってしまいました。あれは、わざとですか、マジなんですか。どちらにしても、あなたやtoruotさんが私の文章を読解する時の捉え方は、他の多くのブックマーカーやコメント投稿者と随分違っていて驚かされます。

p_shirokumap_shirokuma 2008/06/05 01:40 私は2000年前後のオタク界隈の、あのコミュニケーション圧・空気圧の低かった時代の良さを懐古するつもりでこのエントリを書きました。それが伝わっていないというのですか?!2006年以降は、そうでもない雰囲気に段々変わってきてると思うんですよ、そういう変化を、例えば秋葉原あたりで感じたことは無いですか。僕はあります。オタク同士のつるみあいでも、コミュニケーションの隘路というよりは、それ以外の方向に進んでいると僕は思っています。もちろんこれは、オタクカルチャーの大衆化・普及化と大きな関連があると思います。で、オタク界隈に、コミュニケーションの諸技能を持った人や、腕力を持った人まで侵入して、恫喝ヒエラルキーを形成している事例までみたことがあります。これは2000年頃には視たことのない風景でした。しかしここ2,3年は毎年どこかで視ています。

i04i04 2008/06/05 13:27 自分は東方シリーズのイベントに05年頃からサークル参加しているのですが、東方は若年層の割合が非常に高いジャンルなので『あー、今の20代とかの子は随分オシャレになったねー』と肌で実感します。
逆に魔法少女リリカルなのはのオンリーにもサークル参加しましたが、このジャンルの客層は30オーバーが多く、『ああ、オレらの時代のセンスやな…』と実感します。はしゃぎ方もガオガイガーやGガンダムやアイアンリーガーが流行していた頃のあの暑さ(あえて暑さと表記)そのまんまで、懐かしいなぁという安堵感すら憶えます。

そういやあ、去年の夏でしたっけね、『夏コミに一般参加してゆりかもめでキセルして、それを駅員に注意されたけど彼女と一緒にキレまくったら駅員が謝った。うはwwwwwww』とか自分の犯罪をmixiで告白していた大学生が居ましたね。あとそいつは中学生を妊娠させたとかいう話もあって最終的に通報されたんでしたっけ。

彼女と一緒に夏コミに出かけて、そして駅員を恫喝し中学生に手を出すDQN大学生!
こういう厄介なのまでが東方をやっててコミケにやってきているわけですから随分な変化が起こっていると思いますよ。ボクは。

p_shirokumap_shirokuma 2008/06/06 18:01 東方は、確かに若い人多いですよね。東方メインのブースに行くと、かなり色々な人種が入り込んできたなぁという気がします。

本当に濃い領域を除けば、2004〜5年頃からオタク系の集まりで出会う人種は間違いなく変化してきてます。この辺りの変化を読み損なうのは勿体ないと思ってます。

heartless00heartless00 2008/06/07 08:48 非オタ気質の方々がオタクに流れ込んで来ているのは事実だと思いますが、その場合DQNオタと一般人オタク、DQNオタクと旧オタクの間でコミュニケーションってなされるものでしょうか。またオタク内部で蛸壺化する、住み分けるという可能性もある気がします。DQNがはてなで理屈こねたり、引きこもり系のオタクがねとらじで声真似やったりしないのではないかと。もしバッティングがあるとすれば、その上であえて他界隈と関わろうとする宇野氏やasami81さんのようなイレギュラーに限られてくるのではないかと感じます。ネット上で住み分けている場合ではその界隈のオフ会という事になればますます接点はなくなりそうです。三次元においてもゲーセンでは僕が中学の頃からDQN、一般人、オタクが奇妙に共存していましたが、DQNとオタクでコミュニケーションってあまり見くて、気苦労なんてあったかなと。
(ストーキングとかじゃなくて、少し疑問に思ったので。僕自身は住み分けは嫌いで、だからねらーでニコ厨の分際ではてなとかやってるんですけど

i04i04 2008/06/07 10:03 普段は一般人だけど相手が自分よりコミュニケーション能力が低いとか弱いと判ると牙を剥いて凶暴なDQNに豹変する潜在的DQNが多いとか思います。

そしてDQNオタとノーマルオタ間のコミュニケーションってなされているのか?って話ですが、特定の作品のファンコミュニティでは充分ありえる話です。ブックマークで引用したゆりかもめにキセル乗車しようとして駅員に捕まり逆ギレしまくった東方厨でニコ厨で通報された人は、mixiの東方コミュの人間らと一緒にコミケに行っていた様子ですし。コスプレの女の子にも興味があってその周辺をチョロチョロしていたみたいです。

この手合いが特定作品のファンOFFに参加したり、もしくはネット上でmixiで絡んできたり。その付き合いの中で向こうに弱みとか不利になるような事とか個人情報を握られてしまうと、ちょっとした行き違いで向こうがキレて敵になってしまうと相当やっかいな事になる事が予想できるんじゃないかなとか思います。

まあ以前からオタク界隈にはヤクザの息子のエ口同人作家(サイドビジネスで東南アジアで撮った三次口リのビデオを販売)とか、親が弁護士でニート三昧で、キレると見境なく暴力を振るい逮捕されても親が飛んできて金積んで保釈してくれる奴とか、関わると相当危険な人って居ますけどね。

ただ、いまの今まで『アニメなんてキショイ』とか言って入ってこなかったようなタイプが入ってきているのは確実で、己の道を行ってるタイプには特に係わり合いになる事の無い問題ですが、ファンコミュニティに入ってOFFに出たりする人間にとっては、大きな問題じゃないでしょうか。

heartless00heartless00 2008/06/08 12:55 >i04さん
はてブで紹介してくださったヤンキー崩れについては大きく騒がれたので一応知ってはいたのですが、ヤンキー崩れのオタクが異例だから騒がれたのではないかと思っていました。以前ねとらじで凸りまくっていたとき、skypeでv系バンドでベースをしている方やニコhiphopとか投稿している方とお話した事があるのですが、そういう方はヤンキー崩れと言うよりも普通の人っぽい印象を受けました。観測対象が狭いのかもしれません。mixiとかにはヤンキー崩れたくさんいるのでしょうか。僕の印象ではリア充界隈から漏れた普通の人がヌルオタには多いように感じます。

「一般人の皮を被った潜在的DQN」と「特定の作品のファンコミュニティ」ですか・・うーん。その問題は過渡期特有のものじゃないと感じてしまいます。また流入してきて時間が経ってないので住み分けが徹底してないと言うか。僕も一応mixiアカウント持ってるんですけ、放置してます。ヲチってすらない有様です。経験を積んでいけば、そもそもあんなリア充臭いとこ行くなよって意識になって行きそうな気がします。ちょっと思い出したのが非モテ系板で、はじめは多種多様な人種が混在していて説教厨とか独男原理とかがいたのですが、「独身男性板」「モテない男性板」に分裂し、そこからまた「モテたい男性板」や「孤独な男性板」に分裂していき、今では比較的平和な空間になっているような気がします。腐女子だとカップリング別に住み分けていると言いますが・・。とは言え「ローゼン厨とハルヒ厨がvipを腐らせた。ヌー速時代が懐かしい」とか「大学のサークルに腐女子狙いのウザメン(?)が多い。グループ分けたい」と言った書き込みもたまに見るのですが。僕はオタク遺伝子とか萌え遺伝子というものを信じているので、オタクが消える事はないと思います。どの世代にもかならず一定の割合でキモいヤツがいるはずで、新しい世代のそういうオタクは別の名称を名乗って差別化をはかればいいんじゃないと思います。「真のオタク」とか「キモオタ」とか「ガチオタ2.0」とか。

p_shirokumap_shirokuma 2008/06/09 23:17 >>i04さん、heartless00さん
 例えばゲーセンのビートマニアやDDRなどを経由していつの間にかオタククラスタに入って、しかも気づけばエロゲーや萌えゲーをやっていて、クラスタの真ん中で大きな影響力を持つに至る、というものです。または、オフ会で遭遇→オフ会がコミュニティとして機能 という段階で、偶々ネトゲ繋がりがあって、そのまま居着いてしまう→威圧と腕力を行使 みたいな感じです。このタイプの現象をはっきり意識するようになったのは、2001年以降です。

 偶々の機会にオタクコンテンツにも興味を持ち、オタクコミュニティがまんざらでもない環境であることに気づき、移住→定着する、という流れです。こういう事例もあるな、と思っています。これは明らかに棲み分けではなく、インバージョンです。

heartless00heartless00 2008/06/10 01:44 あぁ・・ネトゲがあったかぁ・・すっかり忘却していました。