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消えた年金 “1.6兆円分が回復”7月25日 6時28分
厚生労働省と日本年金機構は、いわゆる消えた年金問題で、誰のものか分からない5000万件の年金記録のうち、これまでに2800万件の持ち主を特定するなどして1兆6000億円分の年金が回復したとしています。
残りの年金記録についても、来年度中に持ち主を特定するなどの作業を終えたいとしています。
厚生労働省と日本年金機構は、24日に開かれた年金記録回復委員会で、消えた年金問題への取り組み状況を報告しました。
それによりますと、誰のものか分からない5000万件の年金記録のうち、これまでに2800万件の持ち主を特定し、1300万人の年金記録を訂正したということです。
また、厚生年金や国民年金の古い紙の台帳に記されている7900万人分の加入記録と、国が保管しているコンピューター記録に誤りがないか調べる照合作業についても、3500万人分の記録の突き合わせを終えたとしています。
そして、これらの作業を通じ、合わせておよそ1兆6000億円分の年金が回復したということです。厚生労働省と日本年金機構では、解明されていない残りの年金記録についても、来年度中に持ち主を特定するなどの作業を終えたいとしています。
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