値上げでも経営厳しく 東電・広瀬社長が会見(07/26 05:59)

 東京電力の広瀬社長は、家庭用電気料金の値上げなどで増収効果は年間4000億円に上るとする一方、経営の再建は厳しく、さらなる合理化を進める姿勢を示しました。

 東京電力・広瀬社長:「一層の合理化や深掘りをして、(総合特別事業)計画にあるように、(来年度以降の決算で)黒字化を達成していかないといけない」
 広瀬社長は、値上げ幅が2%近く圧縮されたことで、1年で840億円程度の減収要因になるなど収支計画が厳しくなったことから、金融機関が融資に懸念を示していることを明らかにしました。また、柏崎刈羽原発を来年4月以降、順次、稼働させることなどで来年度以降の決算で黒字化を見込んでいますが、再稼働は不透明な情勢です。広瀬社長は「策を練る」と話したものの、具体策については言及しませんでした。

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