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被災の少女 故郷で歌手デビュー7月25日 18時12分
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東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県大槌町で被災した13歳の少女が、25日、プロの歌手としてデビューし、ふるさとの復興への思いを込めたデビュー曲を熱唱しました。
この少女は、中学2年生の臼澤みさきさん(13)で、25日、地元のショッピングセンターで開かれたデビュー記念のイベントに参加しました。
小さいときから民謡が好きだった臼澤さんは、両親と弟、それに祖父母の6人暮らしで、東日本大震災では家族や自宅は無事だったものの友だちを失いました。
その後、被災した人たちを励まそうと参加した民謡の大会がきっかけでデビューが決まり、25日、デビュー曲のCDが発売されました。
イベントでみさきさんは「震災で大槌町の姿は変わってしまいましたが、いまの大槌も私のふるさとです。早く復興できるよう歌うことで頑張りたいです」とあいさつし、デビュー曲の「故郷」を熱唱しました。
この曲で、みさきさんは、ふるさとに活気が戻るようと思いを込めながら練習に励んできたということです。
歌を聴いた女性は「すばらしい歌声でした。みんな心が疲れ果てているのでこの歌を聴いて幸せな気持ちになりました」と話していました。
みさきさんは「多くの人に応援して頂いたので本当にうれしいです。歌を聴いた人に元気と勇気を届けられるよう歌っていきたいです」と話していました。
みさきさんは、夏休みを利用して東京などで音楽活動を行うことにしています。
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