胆管がん:発症者24人に 厚労省公表
毎日新聞 2012年07月25日 21時24分(最終更新 07月25日 22時50分)
全国の印刷所の従業員に胆管がんが多発した問題で、厚生労働省は25日、これまでに印刷所での発症者24人を把握し、うち14人が死亡したと公表した。24人は20代から70代の男性で、うち18人(遺族含む)が労災を申請しているという。同省は全国約1万6000の印刷所を対象に、換気の徹底やマスクの着用など、法令が守られているか確認する一斉調査に乗り出す。
前回公表時(10日)の発症者は大阪、宮城、東京、静岡、石川の5都府県の印刷所で作業していた17人だったが、更に7人の発症が判明、死者も新たに6人が確認された。厚労省によると、7人はいずれも別の事業所の従業員らで、1人は胆管がんが多発している大阪の印刷会社の社員。他の発症者の都道府県名は明らかにしていない。