印刷会社の元従業員らが相次いで胆管がんを発症した問題で、厚生労働省は25日、新たに7人の発症が判明し、全国11事業所で計24人になったと発表した。うち14人は既に死亡している。
厚労省は、有機溶剤を扱う全国の印刷事業所約1万6000カ所に調査票を送付。胆管がん発症者の有無や、有機溶剤の取扱規則を守っているかなどについて、8月末までに回答を求める。
7人のうち1人は、最も多くの発症者が出た大阪市の印刷会社に勤務していた。他6人の地域について、厚労省は「仕事が原因と判明していない段階で、事業所が特定される恐れがある」として公表していない。
[時事通信社]