日立製作所は25日、英国高速鉄道で計画される更新事業で車両596両を正式に受注したと発表した。約30年間の保守サービスも含め、事業規模は約5500億円。日立にとって海外の鉄道受注で過去最大の案件になる。今後はインドやブラジルでも投資を加速する構えで、英国での大型受注を機に新興国などでの受注拡大を目指す。
英国ではロンドンとスコットランドのエディンバラなどを結ぶ高速鉄道に車両を納入する。北東部のニュートン・エイクリフに生産拠点を構え、2016年からフル生産する。鈴木学技監は「海外では新興国を中心に鉄道の整備計画が予定され、今後の受注獲得に強みになる」と説明した。
海外市場では独シーメンス、仏アルストム、カナダのボンバルディアのビッグ3がシェアの50%以上を握る。保守サービス、運行システム整備を含め一括提供できる体制を強みとしているが、日立をはじめ日本勢は車両提供にとどまり海外展開で出遅れていた。
日立は今回の受注実績をテコに海外勢を交えた今後の入札でも存在感を出していく。英国に続き、インドやブラジルなどで生産拠点の設立を検討しており、コスト競争力も高める。
日立製作所、高速鉄道、ボンバルディア、受注、シーメンス
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