共働きが普通になっている昨今、「ワーキングカップル」というあり方にも注目すべきだと感じています。例えばWSJには「妻の稼ぎが多い家庭で起きていること」なんて記事も。
夫・フリーランス、妻・正社員という布陣
我が家は昨年4月から、僕がフリーランス、奥さんが正社員という労働形態となっています。同じように働いている先輩カップルを何組か知っているのですが、この布陣って結構合理的なんですよね。
この形態のメリットは、特に出産・育児シーンで如実に感じることになります(うちの奥さんも現在妊娠中です)。
旦那がスケジュールに余裕のあるフリーランスだと、妊娠・出産の苦労も分かち合いやすくなります。僕自身も、出産直前は仕事を入れず、常に病院に付き添える環境を整える予定です。もちろん仕事をしないので収入は数万〜十万円程度落ちますが、その程度は想定内です。
またフリーランスなら、育児期間においても、週休3〜4日にするといったフレキシブルなコントロールが可能です。奥さんが正社員なら、雇用保険から育児休業給付金も毎月支払わるのも強みです(なお、育児休業給付金は、育休を取れば男性も貰えます)。
育児中は週休4日にした篠原さんのように、出産・育児期間のみ「フリーランス化」する、という選択肢を取る男性も増えていくように思います。話によれば、オランダなどでは育児中は労働力を調整することが一般的だとか。まさに「カリヨン・ツリー型キャリア」ですね。
「死ぬまで働く」時代の「カリヨン・ツリー型」キャリアについて
出産・育児を考慮しない場合においても、夫・フリーランス、妻・正社員、またはその逆、妻・フリーランス、夫・正社員という布陣はおすすめできそうです。
パートナーがフリーランスになっている期間は様々なことにチャレンジしてもらい(専門学校に通う、とか)、もう一方が安定月給をもらって家計を支える、というスタイルも素敵です。僕も、今はかなり自由にやらせてもらってるので、いずれ奥さんには自由業的な環境に身を置く機会を提供したいと思っていたりします。
共働きが増え、労働のあり方も変わり、自分たちにベストな「ワーキングカップル」のあり方を模索する動きは、地味に進んでいくでしょう。出産・育児を控えた我が家に関していえば、僕がフリー、妻が正社員という状態はいい感じに機能しています。ご参考になれば幸いです。
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