平成24年7月23日付産経新聞朝刊2面の陸上自衛隊による統合防災演習の記事の中で事実に反する内容が掲載されました。記事は本区への取材内容に基づかない報道が一方的にされたもので、区民をはじめ読者に誤解を招きました。
区としては、即日産経新聞東京本社に対し、厳重抗議をしました。
【抗議文】
陸上自衛隊第1普通科連隊機動訓練に関する平成24年7月23日付貴紙朝刊記事について(抗議)
陸上自衛隊第1普通科連隊機動訓練に関する平成24年7月23日付貴紙朝刊2面の記事の中で、事実と異なる内容や区民をはじめ読者に誤解や不安を与える内容が記載されたことは、たいへん遺憾であります。
新聞報道が与える社会的な影響は非常に大きいことからも、事実に基づく報道をしていただきますよう強く申し入れ、下記のとおり厳重に抗議いたします。
記
今回の自衛隊の訓練に先立ち、千代田区に対しては訓練に必要な車両の駐車スペースの確保について依頼があり、区として協力をさせていただきました。
本区庁舎への自衛隊員の立ち入り及び本区職員の立ち会いについては、自衛隊からの要請自体がなく、貴社社会部の担当記者の取材にも、その旨を明確にお答えしました。しかしながら、その内容が記事に反映されないばかりか、「立ち入りを拒否したのは千代田区」などと、事実に反する報道が行われたことは、甚だ遺憾であります。また、電話に出た区担当者が立ち寄りの時間を即座に答えられなかったことをもって、「いつ来て、いつ帰ったか分からない」と記載するなど、事実を曲解した記事となっています。このことについては、宿直の職員が立ち寄り時間を記録しており、区として把握しております。
当然のことながら、災害時等において自衛隊をはじめとする防災関係機関と連携していくことは不可欠であり、本区防災会議においても委員として会議に加わるなど、緊密な連携のもとに対応しております。
今回の記事により、多くの苦情や抗議が区に寄せられており、区として非常に困惑しております。
これらを踏まえ、貴社に対して厳重に抗議するとともに、本抗議文に対する回答と訂正記事の掲載を求めます。