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関電社長“大飯原発に影響なし”7月20日 21時25分
関西電力の八木誠社長は、20日の記者会見で、福井県の大飯原子力発電所の地下にある亀裂が活断層かどうか現地調査を行うよう国の原子力安全・保安院から指示されたことについて、大飯原発の運転再開には影響しないという認識を示しました。
国の原子力安全・保安院は18日、大飯原発の2号機と3号機の間の地下をおよそ900メートルにわたって南北に走る亀裂が、活断層かどうかを判断するため現地調査を行うよう関西電力に指示しました。
これについて関西電力の八木社長は、20日東京で行った記者会見で「専門家の意見でも亀裂を活断層と断定するものではないが、完全に否定もできないので、念のため調査するようにという指示だと理解している。調査には、真摯(しんし)に対応したい」と述べ、指示に沿って調査を行う考えを示しました。
そのうえで、八木社長は「国からも大飯原発の運転再開のスケジュールに影響を与えるものではないという判断をいただいている。当社としても運転を止める必要はないと理解している」と述べ、今回の調査が大飯原発の4号機などの運転再開には影響しないという認識を示しました。
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