2012年07月22日

日本が消える日

情報があてがわれるのを待っていると、コントロールされる。自力で何をするかが重要だ。
ここまでのシミュレーション記事を読んで、あらためて地図を見直した人はいるだろうか。
日本列島がどのように海に囲まれているのか、大陸や半島および、中国韓国以外のアジア各国との位置関係はどうなのか。地図を逆さにして、中国韓国からは日本がどのような位置関係に見え、それゆえ彼らのような気質の民族が日本にどのような思いを抱くのか、思いを馳せてみた人はいるだろうか。中国韓国以外のアジア各国にとって、日本はどのように要所なのだろうか。

また、先の戦争について、世界が日本をどう見ていたのか、実際に資料を探した人はどれだけいるだろう。
これらの情報を知ることは、それを根拠に右や左になることでもなければ、それを根拠に日本だけを正当化するためでもない。視点の数だけ正義はある。しかし、事実そのものを秘匿され、歪曲捏造された情報を教え込まされ、重要な判断材料を欠いたままの日本人が、今のまま、同胞同士ネトウヨ呼ばわりしたりされたりするように、仕向けられたままでいてはならない。
日本人には知識が欠けている部分がある。何を正し、どこから軌道修正し、そして何を考え、今と未来をどう選択していくのか、そのために、欠けていた知識を補う必要がある。

『世界が語る大東亜戦争と東京裁判』その他、参考図書は多数あるが、これらの資料にあたることができるのも、おそらく、今この記事を読んでいる方々が最後の世代となるだろう。
参考:http://www.810.co.jp/book/ISBN978-4-89295-910-3.html
シミュレーションの一部が現実になったとしても、シミュレーションの大部分が食い止められたとしても、日本と日本人が現状のまま年を越すなら、日本は再生しないからだ。日本は再構築される。
その先の未来、およそ30年の後には、すでに日本という国はなくなっており、日本人は何者でもなくなっていることだろう。

日本がこのままでいれば、いずれ、最初に国旗が変更される。これは容易だ。日本人はすでに、スポーツ観戦の折など、国旗の日章部分に文字を書き込むことに躊躇がなくなっている。ここ数年、日本全国で御神木が枯らされていることを、ただの出来事としか見なさないほどにメンタリティが変化した日本人の中から、先日、那智の滝でロッククライミングをする者が現れた。登山が許されている富士山は、とうにゴミだらけとなっている。
不可侵なものに平気で手を出せる世代が現れているということだ。日本が日本たる所以、日本人が日本人たる所以の畏敬も畏怖も持たない、新しい世代に日本は変わりつつある。日本で暮らす人々、日本に帰化した人々が、必ずしも日本の人であるとは限らない。日本は根底から変質しつつある。

現在、小・中・高で推進されているハングル教育も、その提案を諾とする選択が日本でなされたことを示している。
メディアと教育を制すれば、その国を乗っ取ったも同然だ。しかし、日本が他国に教育をも明け渡すのを食い止めようとしている議員たちを、日本人が攻撃する。これも、かつてGHQに教育を牛耳られた結果なのだが、そのことに気づくことができるのも、これが最後の世代となるだろう。どれだけの人が、日本人を閉じこめてきたシステムに気づくことができるだろうか。

気づく人たちの数が少なければ、日本は、まぎれもない日本として再生してゆくのではなく、質の異なる日本に、再構築されてゆく。
日本は戦争で悪いことをしたから他国の言いなりになるべきだ、日の丸と君が代はタブーだ、と、手間をかけて日本人に思い込ませる必要はもうない。日本人攻略は次の段階に進む。日の丸を利用して日本人を暗示にかける必要がなくなれば、証拠となる日の丸を消せばいい。国旗デザイン見直し法案は、どこからともなく唐突に提出されるだろう。続いて国歌変更の動きがあり、新世代にふさわしい国名へと、変更が提案される。
そこに正否はない。選択があるのみだ。

未来は、それを選択する力の総量で決まる。どのような未来が導き出されても、人は営みを続け、その世界を生きねばならない。
日本の人であることを選択している人々はマイノリティとなるが、日本が消え日本人が何者でもなくなっても、動じずにその世を生ききる、その心づもりを今からしていた方が良い。
最も極端なアウトラインを描けば、それを選択しないと決めることができる。アウトラインの内側で未来をソフトランディングさせるよう、備えあれば憂いなしであることを願いたい。


posted by 金の龍星新社 at 14:34| 提案 | 更新情報をチェックする