Lohas whitepaper ロハス白書
どんなに環境に気をつけていても、食事をすると必ず出る包装によるゴミ。できるだけ減らしたいけど、なかなか難しいですね。
そこで、開発されたばかりの食べられるパッケージを紹介します!
ハーバード大学教授が考案した「WikiCell」は、野菜、フルーツ、ナッツやチョコレートなどの天然の素材を用いた、やわらかい膜状のパッケージ。プラスチックや紙を一切使用しない環境に優しい包装が可能なのです。
このWikiCellでは、固形の食べ物だけでなく、ヨーグルト、アイスクリーム、チョコレート、アルコールやチーズなど液体やムース状の食品も包装することができます。
これらの食品はさっと水で洗えば、パッケージごと丸ごと食べられるのです。まさに画期的なパッケージテクノロジー。
さらに、中身に合わせて味をつけることができます。食品の味が包装で損なわれるどころか、パッケージ自体のフレーバーも楽しめるのです。どんな味がするのか、好奇心がそそられますね。
現在のところ、アイスクリームをパッケージした「Wiki IceCream」山羊のチーズをハーブなどの様々なフレーバーのWikiCellで包んだ「Wiki Cheese」ギリシャーヨーグルトが入った「Wiki Yogurt」、オレンジの皮でできたWikiCellの中にオレンジジュースが入った「WikiFruit」やコアントローなどアルコールを含む「Wiki Cocktail」が商品開発されています。
この発想をアレンジして生魚や生肉などが包装できるようになれば、トレイやラップによるゴミを削減できますね!
また、レストランなどで使えるWikiCell仕様の製造機が開発中です。個人的には、この機械が将来、ファストフード店などに設置されることを期待しています。通常は個別包装されているケチャップ、マヨネーズやサラダのドレッシングなどを WikiCell でパッケージングできれば、大量に出るゴミを減らすことができますよね。
今秋、パリではWikibarがオープンし、気軽に WikiCell を使ったフードが試せるようになります。今後はアメリカにも進出予定があり、日本でもWikiCellフードが食べられる日もそう遠くはないはずです♪
[WikiCell]
text by びねくにこ
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フリーの翻訳者・ライターとして活動し、フランスと南アフリカを経て、現在はフランス人の夫と息子(と犬&猫)と共にベルギー在住。仏系メディカルアロマテラピーと英国系ビューティ&サイコアロマテラピーを学び、ライフコーチングディプロマも取得。ホリスティックなアロマライフカウンセラーとしても活動中。心と体にいいと噂されるものは試さずにはいられない質。
Twitter ID: kuubinet
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