大阪市が西成区で先行実施する中学生の塾代助成事業。応募が16件にとどまり、市は隣の区まで対象を広げることを検討しています。
塾代助成事業は、就学援助を受けている中学生が西成区内の学習塾やスポーツ教室などに通う代金を市が負担するもので、9月からの実施に向け、受け皿となる塾や教室を募集していました。市は、西成区での実施状況をみて将来的には事業を全市に広げる方針ですが、西成区では期間内に応募してきたのは、区内の塾やスポーツ教室など16業者にとどまりました。一方で、利用希望者は先週の時点ですでに170人以上となっています。大阪市では、事業者へ参加の働きかけを強める一方、隣接する区の業者も参入可能にすることを検討しています。
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