両教委によると、2人は20日午後7時から、八代市内であったそれぞれの勤務校の懇親会で飲酒。21日午前1時すぎ、教頭が知り合いの女性職員に連絡を取り、近くの駐車場に止めていた教頭の車に2人で乗り、女性職員が運転した。近くの市道で、巡回中の警察官に停止を求められ、女性職員の呼気から、摘発基準の3倍以上に当たる0・5ミリグラムのアルコールが検知された。
女性職員は、ビールをジョッキ3杯とグラス7杯、教頭はビールやカクテル、焼酎などを飲んでいたという。両教委の調査に対し、女性職員は「教頭から『送る』と言われたが、自分より酔っていると思い、運転してしまった。申し訳ないことをした」と説明。教頭は「なぜ、車のキーを渡したか、覚えていない。大変申し訳ない」と話しているという。
県八代総合庁舎で会見した同市の吉田浩一教育長と同町の廣瀬亀[ながし]教育長は「社会全体が一生懸命に飲酒運転撲滅に取り組んでいる中で、このような事態は極めて遺憾。再発防止を徹底する」などと述べた。(樋口琢郎)
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