事件「心殺されるいじめ」 埼玉自殺訴訟で両親が控訴2012.7.23 17:04

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「心殺されるいじめ」 埼玉自殺訴訟で両親が控訴

2012.7.23 17:04

 平成17年に飛び降り自殺した埼玉県北本市の中学1年、中井佑美さん=当時(12)=の両親が、「学校はいじめを認識していたのに適切な対応をとらなかった」などとして国と市にに計約7700万円の損害賠償を求めた訴訟で、両親は23日、請求を棄却した1審東京地裁判決を不服として、東京高裁に控訴した。

 9日の1審判決は「精神的負担の限度を超え、自殺を決意するほどの行為を受けたとは推認できない」として、いじめの事実を認定せず請求を棄却した。佑美さんの父、紳二さん(62)は控訴後の会見で、大津市の中2男子生徒自殺問題に言及。「大津では物理的な傷害事件があったが、女の子は心を殺されるいじめを受ける。違いを裁判官に理解してほしい」と訴えた。

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