ロンドン到着から一夜明け、練習で調整する男子100キロ級の穴井隆将ら=ロンドンのマルチサポート・ハウスで
|
 |
【ロンドン森合正範】さあ戦闘モード! 22日にロンドンに到着した柔道代表は23日、選手村近くのマルチサポートハウスで練習を開始した。男女とも2時間、汗を流した。夕方から本番会場のエクセルを視察、本番ムードが高まってきた。
男子・篠原監督の心はこの日のロンドンの空のようにカラっとしていた。「選手全員が調子いいし、雰囲気がいい。私の気分も今の天気のようにいいです。明日は雨が降るかもしれないですけど…」とロンドンの変わりやすい気候に例えて表現。現在のところ男子目標の金メダル4個へ「曇りなし」ということだ。
練習前には篠原監督が代表7選手を呼び寄せ“訓示”。「ここまで来たらあとはやるだけ。緊張感を持ってやるのはいいけど、緊張するにはまだ早い。あとは自分のペースでしっかりやれ」とゲキを飛ばした。
初日に登場する男子60キロ級の平岡拓晃(了徳寺学園職)も打ち込みなどで調整し、順調そのもの。「すごく調子がいい。本人の(五輪にかける)思いが現状に出ている」と篠原監督は評価。全体の流れを決める先陣に期待たっぷりだった。
この記事を印刷する