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“イチまね芸人”ニッチロー お先にピンストライプ

イチローのものまねをするニッチロー
ピンストライプのユニフォームを着て、イチローのものまねをするニッチロー
Photo By スポニチ

 イチローのヤンキース電撃移籍に、ものまねタレントも準備は万全だ。俳優でパフォーマーのニッチロー(33)は24日、ピンストライプのユニホーム姿を本家よりも先に披露。「ニューヨークでイチローさんを演じるチャンスが来た」と意気込んでいる。

 「感慨深いです」。本家イチローはビジター用のグレーのユニホームでヤンキースデビューしたため、「先にピンストライプに袖を通してしまいましたね」と恐縮気味。新たな商売道具は帽子とパンツで計約1万2000円。約3万円の上半身のユニホームは借り物。振り返ると背番号は「31」ではなく「13」…。

 「まだ31番のものがないので、番号が逆のA・ロドリゲスのものを借りました」と苦笑。専門店への入荷は9月末〜10月予定のため「それまで無地で対応するか、考えなきゃダメですね」と悩んでいる。ヘルメットやビジター用のユニホームの購入など経費はかさむことになるが、「出費は…痛くないです」と強がっている。

 起床すると、友人からのメールで移籍を知った。「僕もシアトルが好きなのでショックです。でも、イチローさんの決めたことだから尊重したい。僕がやることは変わらないですから」。2年間生やしてきたヒゲも、「イチローさんがヒゲをそって会見していたので、僕も試合前にそりました」と決別してテレビ観戦した。

 外食企業に勤め、客から「似ている」と言われたことをきっかけに、約3年前にものまねを始め、昨年“脱サラ”。現在は新宿区のショーパブ「そっくり館キサラ」を中心に活動。TBS「炎の体育会TV」などの出演を経て、今月に入って俳優として初舞台も踏んだ。もちろん、「イチロー役でした」。ほぼ毎日、試合中継を見ながら研究を重ね、“朝カレー”などの生き方もまね、筋トレで体形までこだわる。

 移籍により生まれた新たな夢が、ヤンキースタジアムでのものまね。「プロですからね。プライドはありますよ」。エンターテインメントの本場ニューヨークでも自信をみせる。ニューヨーク行きは財布との相談になるが、「ワールドシリーズが見られる可能性もあるので興奮しますね」と武者震い。イチローには「この移籍が成績上昇の良い転機になると思う。まずは31番のイチローを印象づけてほしい」とエールを送った。

 ≪本拠で「退場」事件≫昨年7〜8月、セーフコフィールドでイチローの出場試合を初観戦。6試合見たうち、5試合目でハプニングが発生。一塁側席の最前列で観戦中、ファウルエリアに転がったインプレーのボールをファウルと勘違いし、グラウンドから拾い上げてしまった。通常は「退場」となるところを、マリナーズのオーナーが「勘弁してやってくれ」と無罪放免。この模様は日米で大きく報じられ、結果的に顔と名前を売るのに成功。対戦相手アスレチックスで、その場にいた松井秀喜も「やってくれるね。面白いじゃん」と話していた。

 ◆ニッチロー 本名今村健太。1978年(昭53)9月23日、長野県生まれ。高校時代はサッカー部所属。身長はイチローと同じ1メートル80。誕生日の9月23日は、10年にイチローが10年連続200安打を達成した記念日で「一生ものまねを続けようと決心した日」。

[ 2012年7月25日 06:00 ]

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