この作品のように政治を扱う作品、とくに異世界や中世ではなく近代・現代を舞台としたものは、とても扱いが難しい。何故なら政治には明確な答えがなく、かつて非難されていた政策が後世で評価されることすら多数ある。

その点この作品は複雑になりがちな内政や国際外交などが、作者のネット情報に裏打ちされた知識により、子供でも分かりやすいほど極端にシンプリファイされている。
例えるならこの作品は『ネトウヨ』と呼ばれる人種の主張を全て詰め込んだ幕の内弁当のようなものだ。


「どうせ大人になっても使わないのに、何でこんな勉強しなきゃいけないの？」
その答えがこの作品に詰め込まれている。
「勉強しないとこんな作品を書くような大人になってしまうから」である。

最初の一話、二話が改行などもなく非常に読みにくく、全体を通して圧倒的な文章量で読みなれていない人には厳しいかもしれない。

しかしながらファンタジー、魔法、恋愛という若者が比較的に取り込みやすい内容から抑えて現代日本を辛辣に批判しつつ、日本の新しい再生を願っている内容である。

前半においては日本の政治って何？経済ってどうなってんの？という悩みを解決する政治入門的な小説であり、読んだあなたにはなんらかの感情が湧くことは間違いない。

後半にかけて某東亜国に対する強烈なバッシングが展開される為、大いに荒れること間違いなしの内容であるがどちらの側の人も一つのフィクション作品として、心の広さを持って対応してほしい。

なろうではまず扱わないテーマであるにも関わらずここまで読ませられる作品は凄いと思いました。

レビューですら全く正反対の意見が出るくらい考えさせられる作品です。

作者様の個人的な思想や意見もまるで爆弾レベルで刺激的なので取り敢えず一読すべき。

というか、この作品下手をすれば作者バッシングが大変な気がするんだけど大丈夫なのか。

扱いにくい題材を読みやすい作品に仕上げており感心します。

キャラも十分に立っており重いテーマなのに、軽く読ませてしまう筆者の力量の高さに脱帽です。

恐らくこういう題材に興味が持てない読者も居るのではないかと思いますが、読んでみる価値は間違いなくあります。

そして読んだら自分で可能な範囲で題材について調べてみると更に面白いのではないかと思います。

個人的には「良くぞ書いてくれた！！」と感じる小説です。

このレビューを見た方が一人でも多くこの作品を読んで欲しいと感じた小説でした。

作者の次回作にも期待しております。

余り多くは語りませんし、語れません。

自分の知識が未熟なのもありますし、ちょっと極端かな？と思うところありますから。


それでも、内容自体はとても素晴らしく参考になる物だとは感じています。


好き嫌いもあって当たり前でしょうし、趣味に合わない方もいるでしょうが「一見の価値あり」だと、太鼓判を押せると思います。


・・・すごく上から目線の様になってしまいましたがレビューを初めて書くうえ、読者、と言う点でお許し頂ければな、と。


最後にもう一度。

「一見の価値あり」

です。

・・・もしかしたら「一見の価値あり」どころか「何度でも見る価値あり」かもしれませんが。

文章から滲みでる作者のナルシズム、自己中心的考え方、持論の絶対正当性、他人を馬鹿にしたかのような発言、リアリティを優先してるのにリアリティのない主人公の行動、その他いろいろ

見ていて気持ち悪いですね。作中に出てくる馬鹿な評論家とは言うのは自分に対する皮肉でしょうか？だとしたら笑えませんね。

途中で吐き気がしたので読むのを止めましたが最後まで読んでいたら作者のあまりの気持ち悪さに発狂していたかもしれませんね。これからこの作品を読もうとしているかたには絶対オススメ出来ません。皆さん読まないほうがいいですよ。

とりあえず、おもしろい！
キャラ・ストーリー共に魅力的。特にキャラの個性が良いです。テーマ的に？シリアスで重くなりそうな作品ですが、コメディ展開も多く、変に堅苦しく難しくなく、その上でシリアスな部分もしっかり書かれていて、構成力の高さに感動します。

ジャンルがファンタジー？経済？…ちょっとわかりませんが、転生という要素が第2の人生へ与えた影響・社会問題の提議など、ストーリーの中での生かし方はすごく上手いです。娯楽としても現代社会の問題を考えるとっかかりとしても、とてもオススメの小説です！