現在位置:
  1. 朝日新聞デジタル
  2. 経済
  3. 産業・経済
  4. 記事
2012年7月24日22時59分

印刷用画面を開く

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

関電、CO2を1.4倍排出 11年度、原発停止響く

 関西電力は24日、発電に伴う2011年度の二酸化炭素排出量が、前年度の約1.4倍になったと発表した。東京電力福島第一原発の事故で原発を稼働できず、火力発電に大きく依存したことが原因という。

 関電によると11年度の二酸化炭素排出量は6569万トンで、前年度の4703万トンを大幅に上回った。関電の原発11基は11年度、定期検査後、再稼働できず、12年2月にはすべてが停止。発電全体に占める11年度の原発の割合は26%となり、前年度(51%)からほぼ半減。一方、火力発電は61%で1.6倍になった。

 関電は、温室効果ガスの削減量を定めた京都議定書(1997年)に基づき、08〜12年度の販売電力当たりの二酸化炭素排出量の割合を、平均で90年度から20%減らす方針だが、目標の達成は「非常に厳しい状況」(広報)としている。

PR情報
検索フォーム

おすすめ

原発推進か脱原発か…福島の原発事故は世界の国々にどんな影響を与えたか。

津波3メートルという予測と原発事故。2つの「人災」による理不尽を検証。

高線量の土は放置、食品業界の独自基準は自粛を迫る…行政の不作為を問う。

高放射線量のため埋葬できないままでいる遺骨。故人と家族の足跡をたどる。

原発再稼働に東電の値上げ…この「国家の迷走」に、フクイチ最高幹部が再び語る。

青森県はなぜ、核燃料再処理工場というやっかいなものを引き受けたのだろうか。



朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介
ドコモポイントコース