サブカテゴリー

PR:

“いじめ加害者の母”と人違い…ネットに中傷 「怖い」「眠れない」

 大津市の中2男子自殺で、いじめの加害者とされる生徒の関係者と間違われ、インターネット上に中傷の言葉が書き込まれた女性(65)が24日までに共同通信の取材に応じ「いわれのないことを書き込まれ怖い。不安で眠れない日が続いた」と語った。

 女性は大津市在住。地域で活動する女性団体の代表を務め、インターネット上にも氏名が出ている。自殺といじめの因果関係をめぐる報道が広がっていた8日、親族の指摘で「加害生徒の母親」などの書き込みがされていることに気付いた。

 団体の事務所にも連日「殺人団体」「いいかげんにしろ」「死ね」などという電話が50〜70本あったほか、団体を中傷する内容を書き込んだ手紙やはがきも次々と届く状態が続いた。

 被害を止めようと滋賀県警や総務省の消費者相談センターに相談したが、担当者は「自分で依頼して削除してください」と話すだけ。被害届が受理されたのは、録音した電話の内容や中傷の手紙を県警に提出した18日になってからだった。

 同様の被害は、県警OBの男性も受けたことが判明。しかし、捜査関係者は「インターネットカフェなどからの書き込みの場合、容疑者を特定するのは難しいのが現状だ」と指摘する。

 女性は「ネットは便利だが、誰が書いているのかが分からないまま、事実を確認せずに自分の思いだけを簡単に流せる。一歩間違えば人を傷つけることになるのを分かってほしい」と訴える。

[ 2012年7月24日 08:38 ]

Webtools & Bookmarks
Yahoo!ブックマークに登録

注目アイテム

ニュース

注目アイテム

クイックアクセス
【楽天】オススメアイテム
スペシャルコンテンツ