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“グラウンド100周”熱中症7月24日 13時10分
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栃木県高根沢町の中学校で女子バレーボール部の顧問の男性教諭が生徒に「グラウンドを100周走れ」と命じて走らせ生徒5人が熱中症の症状を訴えて病院で手当てを受けていたことが分かりました。
町の教育委員会は、中学校の校長と顧問の教諭を口頭で厳重に注意しました。
中学校によりますと、今月14日の午前11時頃、女子バレーボール部の顧問の40代の男性教諭が練習試合の後、女子生徒12人に対し、「グラウンドを100周走れ」と命じたということです。
生徒たちは、水分補給をしながらおよそ1時間ほど走りましたが、12人のうち5人が頭痛や吐き気など熱中症の症状を訴え、病院で手当てを受けたということです。
この日は曇りでしたが、隣の宇都宮市の気温は午前中から27度を超していて、中学校は前の日に運動部の顧問などを集め、熱中症に注意して指導するよう注意喚起をしたばかりだったということです。
高根沢町の教育委員会は、中学校の校長と顧問の教諭を今月20日、口頭で厳重に注意したということです。
顧問の男性教諭は、「精神面や体力を鍛えようとしたが、配慮が足りず反省している」と話しているということです。
中学校の校長は、「つらい思いをした生徒や、ご心配をおかけした家族の皆さまに心からおわびしたい」と話しています。
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