車両の故障が原因と見られていた今月19日の地下鉄南北線の運休は、前日に睡眠導入剤を飲んだ男性運転士が、薬の副作用で、回送列車の運転操作を誤っていたことがわかりました。
札幌市交通局によりますと、19日に南北線4便が運休したのは、当初、車両の故障が原因と見られていました。しかし、車両は故障しておらず、運転士に事情を聞いたところ、前日に医師から処方された睡眠導入剤を服用していたことがわかりました。薬の副作用で、一時的に記憶をなくし、ハンドルを放したことで非常停止装置が働いたと見られています。睡眠導入剤などの服用は報告義務がありますが、この運転士は報告していませんでした。札幌市は、医薬品の使用報告を厳しくするなどして、再発防止につとめるとしています。
24日、根室の水産加工会社の工場で火事がありました。23日にも、この会社の別の工場で火事があったばかりで、放火の疑いもあるとみられています。
24日午後1時半すぎ、根室市宝林町にある「高岡商店」の第一工場から火が出て、発泡スチロールなどの資材が燃えました。およそ30分後に、火は消し止められましたが、従業員の男性1人が煙を吸い軽いケガです。高岡商店では、23日にも今回とは別の場所にある工場が全焼する火事がありました。さらに、この工場では、先月も、倉庫の一部が燃える火事が起きていて、警察は放火の疑いもあると見て調べています。
およそ1万4千キロ離れた南極から、冷たい贈り物です。函館の小学校に、南極観測船「しらせ」が持ち帰った氷が贈られ、子どもたちは大喜びでした。
南極の氷がプレゼントされたのは、函館の金堀小学校です。海上自衛隊の函館基地に所属する隊員が、母校のためになればと贈呈しました。氷は、昭和基地近くの氷山から切り出したもので、数万年前に積もった雪が凍ってできたものだとということです。子どもたちは、普段見ることのできない南極の氷に目を輝かせていました。小学校では、南極の氷を理科の授業で活用する予定だということです。
ホクホクで、とても甘い札幌特産のカボチャ、「大浜みやこ」の初セリが行われました。
「大浜みやこ」は、札幌市手稲区の砂地で栽培されているカボチャで、強い甘みとホクホクした食感が特徴です。24日、およそ2トンが初セリにかけられ、5玉入り一箱5万円のご祝儀価格がつきました。今年は天候に恵まれたことで、例年より大きくて甘さも十分ということです。大浜みやこは、札幌市のスーパーなどで販売され、9月20日ごろまで出荷が続きます。
オウム真理教から改称したアレフの道内の活動拠点である札幌道場に公安調査庁が立ち入り検査に入りました。
立ち入り検査は去年10月以来で、道内で信者を急増させているアレフ内部の現状を把握するためとみられています。公安調査庁によりますと、アレフでは、ここ数年、地下鉄サリン事件などで死刑が確定している、松本智津夫死刑囚への信仰を強めているほか、事件を知らない若い世代を勧誘しているということです。札幌道場では去年、全国で最も多い75人の新規信者を獲得しているほか、今月に入ってセミナーを行うなど活動を活発化させています。