NHK北海道のニュース 札幌放送局
アレフに公安調査庁が立ち入り検査
オウム真理教から名前を変えた教団「アレフ」の活動実態を把握するため、公安調査庁は札幌市にある施設に対し、立ち入り検査を行いました。
立ち入り検査を受けたのは、札幌市豊平区にある「アレフ」の施設で、午前8時すぎ、公安調査庁の職員、十数人が中に入りました。「アレフ」に対しては、過去に無差別大量殺人を起こした団体を対象とする団体規制法に基づく観察処分が、ことし2月に更新されていて、札幌の施設への立ち入り検査は更新後初めてです。
公安調査庁によりますと、教団では信者の勧誘活動をインターネット交流サイトやヨガ教室などを通じて、地下鉄サリン事件などを知らない若い世代を中心に行っていて、なかでも北海道での勧誘が活発だということです。
アレフでは、ここ数年、麻原彰晃、本名、松本智津夫死刑囚の写真が祭壇に掲げられるなど、信仰を強める傾向があるということで、公安調査庁は活動の実態を把握することにしています。
07月24日 12時19分