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10都県で放射性ストロンチウム検出7月24日 19時56分
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東京電力福島第一原子力発電所の事故で放出された可能性がある放射性物質ストロンチウム90が、茨城や東京など10の都県でも検出されたことが文部科学省の調査で分かりました。
こうしたストロンチウムが文部科学省の調査で検出されたのは、福島、宮城以外では初めてですが、「濃度は非常に低く、健康への影響はほとんどない」ということです。
この調査は、文部科学省が全国の都道府県で原発事故の前から毎月、行っていたもので、今回は事故の影響もあって、おととし4月から去年12月までのデータが24日、公表されました。
それによりますと、原発事故で放出された可能性があるストロンチウム90は、すでに別の調査で検出された福島、宮城以外にも、秋田、岩手、山形、茨城、神奈川、群馬、埼玉、千葉、東京、栃木の10の都県で検出されたことが分かりました。
このうち最も数値が高かったのは、茨城県ひたちなか市の去年3月のサンプルで、ストロンチウム90の濃度は1平方メートルあたり6ベクレルでしたが、同じサンプルに含まれた放射性セシウムの2850分の1程度だったということです。
文部科学省は「濃度は、放射性セシウムに比べて非常に低く、健康への影響はほとんどないと考えられる」としています。
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