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ストロンチウム除去装置を公開7月24日 21時46分
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東京電力福島第一原子力発電所で増え続ける汚染水から、ベータ線被ばくの問題があるストロンチウムなどの放射性物質を取り除く新たな装置が開発され、24日、公開されました。
福島第一原発では、放射性セシウムなどを除去したあとの汚染水が敷地内のタンクにためられ、その量は17万トンを超えていますが、この中には、除去されずに残ったストロンチウムなどの放射性物質が含まれています。
24日、横浜市で公開された装置は汚染水に含まれる放射性物質をステンレス製のタンクの中に入った樹脂に吸着させて取り除く仕組みで、異なるタンクを通すことで62種類の放射性物質が除去できるということです。
東京電力は、この装置を使って、汚染水に含まれる放射性物質の濃度を法令で定める海への放出基準以下にまで下げ、万一、外に漏れた場合などのリスクを減らすとしています。
装置は、ことし9月上旬までに福島第一原発に設置され、試運転を始める予定ですが、処理をしたあとの水は、当面、敷地内のタンクで保管するものの、その後の扱いは決まっていないということで、増え続ける汚染水をどのように減らしていくか課題となっています。
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