NHK宮城県のニュース 仙台放送局
ホテル解体工事でアスベスト
NHKが発注したホテルの解体工事と宮城県が発注した警察署の解体工事の現場で基準を超えるアスベストが検出されていたことが環境省の調査でわかりました。
いずれも工事現場の敷地の外ではアスベストはほとんど検出されておらず、環境省は周辺環境に影響はなかったとしています。
基準を超えるアスベストが検出されたのは、NHKが発注した仙台市青葉区の旧ホテル仙台プラザの解体工事と宮城県が発注した旧気仙沼警察署の解体工事の現場です。環境省では東日本大震災の被災地でアスベストの調査を行っていますが、旧ホテル仙台プラザでは先月29日、ホテル内の煙突付近でWHO=世界保健機関の基準の3倍から29倍、旧気仙沼警察署では、今月3日、基準の2倍を超えるアスベストが検出されたということです。
環境省によりますといずれも工事現場の敷地の外ではアスベストはほとんど検出されておらず、周辺環境に影響はなかったとしています。
今回アスベストが検出された2か所のうち旧ホテル仙台プラザは昭和50年に建設され、NHKが新しい放送会館を建設するため、ことし2月から解体工事が行われていました。
工事を行った鹿島建設によりますと先月29日から2日間、アスベストを含んだ断熱材を使った煙突を解体するため、煙突を隔離してアスベストの除去作業を行っていたということで、装置の不具合などからアスベストが漏れ出した可能性が高いとしています。
これについて鹿島建設は、「市民の皆様にご心配をおかけし、深くおわびします。管理体制を強化して再発防止の徹底に努めたい」と話しています。
またNHK仙台放送局は「極めて残念で、ご心配をかけたことをおわびします。施工業者には今後の解体工事ではさらに安全に努めるよう強く要請しております」とコメントしています。
07月24日 18時58分
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