福島第一原発の収束作業で、建設会社の役員が、線量計に鉛のカバーをつけるよう指示していた問題で、この役員が「鉛カバーで線量計の音を抑えられると考えた」などと釈明しました。

 原発の作業を巡り、福島県の建設会社「ビルドアップ」の役員が作業員に対し、被ばく線量を低く装うため、線量計を鉛のカバーで覆うよう指示していたことが分かっています。23日午後、この役員が緊急会見を開きました。
 「鉛カバー」を指示したビルドアップ・佐柄照男取締役:「鉛のカバーで、APD=警報付き線量計の音を少し遅らせるしかないかなと、間違った考えに至ってしまいました」
 また、役員らは発注元の聴き取り調査に対して、「鉛カバーをつけたのは社員5人で、去年12月1日の一度だけだった」と話しています。

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