新党「国民の生活が第一」を立ち上げた小沢一郎代表は1990年代後半、古巣の自民党と連立政権を組んだ。当時の小渕恵三首相は参院で過半数割れしていた状況を踏まえ、政権安定に向けて竹下派の同門だった小沢代表に協力を求めたのだ。小渕政権で官房長官となり、次期衆院選に立候補しない意向を表明した森喜朗元首相の下で幹事長を務めた野中広務氏(86)に小沢代表や橋下徹大阪市長の評価、自民党と民主党の現状を聞いた。
野中広務・元官房長官
――政権交代から3年ももたずに民主党が分裂しました。党を除名された小沢一郎元代表とは激しく対立してきました。
「これまでわがままな道を歩いてきて、権力をつかもうとしたがついにつかめず、自分たちで作った民主党を粉々にする道を開いてしまった。政治の一里塚として重きをなしてきた人が分裂劇をやって、選挙をやったら8割も議席を持てなくなるんじゃないかという人を引き連れていったのは、小沢さんの権力の最後、道を間違った最後のツケじゃないかと思う」
――小沢代表はどんな政治家ですか。
「子供っぽい。強欲なカネだけで政治を動かそうとする一番政治の悪い形だ。首相になりたかったんだろう。(1999年に)公明党が自民、自由両党と連立することになったときに『自由党に2つポストをくれ』と言ってきた。自民党の役員も含めて混乱させる狙いがあるのではないかと思って、絶対にダメだと断ったが、そのうちの1つは副総理だったと僕は思っている」
「自民党と自由党が連立していたとき、ある月の初めに小沢さんが首相公邸に入って、小渕(恵三首相)さんに『今月いっぱいで自由党は解党する。自民党も解党して新しい一大保守党をつくろう。期限は今月いっぱいだ』と申し出をした。すぐに小渕さんが私に電話してきて『えらいことを一っちゃんが言ってきた』と」
――野田佳彦首相については「ぶれない政治家」と評価しています。
「こんな首相はちょっとおらんなあという気持ちで眺めてきた。決断の良い悪いは別として、消費増税に政治生命をかけるという国会における答弁は情熱と信念がほとばしるように出ている。誰もが嫌な消費増税を一体改革法案でやってのけようとするわけだから。難局に直面して、それがマニフェスト(政権公約)にあろうがなかろうが、やはり国家のために乗り切ろうとする姿は立派で、非常に評価し、尊敬している」
――政権与党としての民主党には厳しいですね。
「この内紛だ。さらにつかみどころのない、恥も知らない鳩山(由紀夫元首相)君やら、混乱だけを招く小沢さんにかき回されている。個利個略だけで、この国をどんな国にしようというものを持っていない。松下政経塾(出身議員)の競い合いじゃないかと思う」
野中広務、小沢一郎、野田佳彦、東京、自民、橋下徹
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