バイト先の柳沢店長(左)とチャンピオンベルトを手に笑顔を見せる佐藤=東京・ENEOS小金井店で
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WBC世界スーパーフライ級王者佐藤洋太(28)=協栄=が23日、東京都小金井市のガソリンスタンド「ENEOS小金井ステーション」で約3週間ぶりにバイトを再開させた。
午前11時。佐藤のバイト先を訪れると、どこにでもいるようなスタンドマンの格好をした佐藤がいた。8日の初防衛後は、夜に公園でスケボーや缶蹴りと“夜遊び三昧”。前夜も寝たのは朝4時。6時に起きて、7時に出勤だ。
スタンドの前には佐藤の特大ポスター。店内は佐藤を扱った記事や雑誌、トロフィーや盾。洋太Tシャツも販売。陰ながら応援する柳沢勝人店長も「“俺は世界王者だ”とエラぶらないから、女性やお年寄りにも人気がある。防衛戦後、売り上げが伸びた」と“佐藤効果”を口にした。
正午まで働いて、午後は息子たちと近くの用水路にザリガニ釣り。自分が楽しめてるか否か。いつも基本はそこ。「ボクシングがつまらなくなったらやめます」とサラリ。ジムワークは24日から始動。秋のV2戦に向け、人生を楽しむ男・佐藤のフツーの日常が始まった。 (竹下陽二)
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