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【大リーグ】

イチローは無安打も美技&二盗塁

2012年7月24日 紙面から

◇マリナーズ2−1レイズ

 たとえ打てなくても、イチローには足と守りがある。1回無死二塁でバントを試みたが、打球はムーア投手のほぼ正面に転がり、二塁走者が三塁で刺された。ここでイチローは“汚名返上”とばかりに立て続けに二盗、三盗を成功。3番モンテロの二塁打で先制ホームインだ。盗塁に関して「(バント失敗を)取り返す? それは関係ない。取り返すという意識があるということは、普段はその力以下でやっている可能性があることになる」と、独特の言い回しで語気を強めた。

 直後の1回裏の守りでは、ペーニャの大飛球に背中を右翼フェンスに付けたままジャンプし、最高到達点でキャッチ。地面に転倒してもボールは放さなかった。「あそこで待っていたらジャンプするしかない。それか、あきらめてトリプル(三塁打)を防ぐしかない。チャンスがあったからいった」

 チームも2−1で接戦を制し、それまで8連敗していたレイズに3連戦を2勝1敗の勝ち越し。レ軍のジョイスが「シアトルなんかに2敗するなんて…」と口を滑らせたように、51番が“天敵退治”に一役買った。

 

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