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イオン“取引価格は適正”
7月23日 22時2分

酒の大手卸売り会社3社が、流通大手のイオンに仕入れ値より安い不当な価格でビールを販売していた疑いがあるとして、公正取引委員会が独占禁止法違反で3社に警告する方針を固めたことを受けて、イオンが適正な価格で取引を行っているという認識を示しました。

関係者によりますと、三菱食品と伊藤忠食品、それに日本酒類販売の3社が、流通大手のイオンに対し、ビールメーカーからの仕入れ値より安い不当な価格でビールや発泡酒を販売していた疑いがあるとして、公正取引委員会が独占禁止法違反で3社に警告する方針を固めたものです。
また、公正取引委員会は、イオンに対しても、適正な価格で取引するよう努めてほしいと要請することにしています。
これについて、イオンの横尾博専務執行役は23日開いた記者会見で、「卸売3社に対して、仕入れ値を下回る価格での納入を要請した事実はない」と述べ、適正な価格で取引を行っているという認識を示しました。
そのうえで、23日、公正取引委員会に対し、「適正な価格での取引を要請される理由はない」という申し入れを行ったことを明らかにました。
また、今後の価格交渉については「納得できない理由で値上げを受け入れることはできず、販売価格に転嫁しないように卸売会社と協議していきたい」と述べました。

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