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経済
関空利用の外国人を取り込め りんくうアウトレット増設
2012.7.11 20:40
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デフレを追い風に急成長してきた国内のアウトレットモールが曲がり角にさしかかっている。インターネット通販や円高による個人輸入の普及で競争環境が厳しくなる中、大阪府泉佐野市の商業施設「りんくうプレミアム・アウトレット」は12日、3回目の増設部分の営業を始める。関西国際空港の対岸という立地を生かして、外国人観光客の利用促進に活路を見いだしている。
平成12年に開業した同アウトレットは今回、新たに55店舗を加えた。計208店舗(売り場面積約3万9400平方メートル)となり、店舗数としては関西最大級の規模となる。14年、16年に続く増設の新店舗には「セシルマクビー」など若い女性に人気のカジュアルブランドとともに、英国の「バーバリー」や時計の「セイコー」など外国人観光客に人気のブランドも誘致したのが特徴だ。
さらに、関空発着便の運航案内を知らせる電光掲示板を設置し、案内所には中国語が話すスタッフを配置した。国内外の格安航空会社(LCC)の就航が相次ぎ、アジアを中心にした外国人観光客の利用が増えている関空に近い立地条件を生かし、辻野弘之支配人は「現在2%程度の外国人観光客の来場者比率を10%程度にしたい」と意気込む。今後1年間の売上高は増設前より3割増の325億円を見込んでいる。
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