氷菓・第14話
客寄せに利用された摩耶花、だから翌日約束の本を持って行けなくても河内先輩は気にする様子も無いばかりか、そもそもその本の事をちゃんと知っていた。きょとんとする摩耶花だが、それはそれとして翌日になって摩耶花のコスプレが変わっている。誰だあれ?と思ったがEDを見るとひみつのアッコちゃんの様に書かれているのだが、ああ言う服だったっけ?
河内先輩があっさりしているのに対して、後ろに立っているボーカロイドのコスプレ部員の視線が何となく冷たい。これ、どうにもボカロキャラが悪役の様に見えるのでいかがなものかw
えるは今日も「氷菓」の委託先を探しに行く。今日はあの自主制作映画の時に協力した2年F組の入須先輩の所へ。あんな事もあった事だしえるの頼みだし、とそう言う理由なのか、入須先輩は氷菓の委託を引き受けてくれる。但し条件として150円に値下げしろと。2年F組のパンフと一緒で200円として販売するからと。パンフは50円。払う時に50円の端数があるよりは200円の方が売りやすいから。
見本誌をよこせと言う入須先輩の手にお手をするえるたそw
それにしても天然と言うのは凄いもので、あの入須先輩に「先輩は人に頼み事をするのが上手」と言ってその秘訣を教えて貰おうとする。これには流石の入須先輩も引いてそのコツを教えるのだが・・・えーと、入須先輩、いつもそんな事考えてるんですね。怖い人ですね。
店番をしている?奉太郎の所にはハロウィンのオバケが登場。何しに来たのかと思ったら、製菓研究部がお菓子の販売に来たのだ。製菓研究部の二人は机の上にあったあのモデルガンを発見し、これ小道具に丁度いい!と言ったので奉太郎はそれをくれてやる事に。ついでにクッキーと「氷菓」を交換しようと。お礼に製菓研究部がくれたのは薄力粉。クッキーを作って売っていたくらいだから薄力粉のあまりがあったのだろう。とは言ってもまたもや藁しべ長者は順調らしい。
さて、いよいよお料理対決。だがその前に摩耶花はポスターを描く事になっていた。ポスターの早描き勝負に巻き込まれ、またも客寄せに使われる。それにしても先輩早いうまい安い。
摩耶花を欠いたままお料理対決が開始。料理研究会の部長は杉田かよ!しかもノリノリw
あとから分かるが、顔がお面してたのかと思った顔そのまんまじゃん。
三人が順番に料理を一品以上作って行く。材料は最初に中央のテーブルから確保。まずは里志が豚汁を作り始める。あんなに料理対決を楽しみにしていたくせに意外に事前の演習が出来ていない。若干手順を迷いつつ豚汁を完成。二番手のえるが凄い。凄まじい手際で次々と料理を完成させて行く。凄い勢いで・・・、これが実は落とし穴。遅れながらも何とか参戦した摩耶花(でもおかげで登場から目立ったね)が立った時にはもうほとんど材料が残されていなかった。僅かにネギとかニンジンとか、中央のテーブルまで行ってもタマネギだけだけとか。一品も料理を作れなかったら失格と言うので、じゃあそれでサラダでも作ったらどうよとも思ったが、それじゃ勝負は投げ出す事になりそうだしね。考えあぐねている所を奉太郎が見つけ、里志を呼びつける。
奉太郎から受け取ったのはあの藁しべ長者で手に入れた薄力粉。ああ、これがあれば天ぷらが作れる。野菜を刻んで海老の頭を刻んで、薄力粉を溶かし、天ぷらに・・・あれ?おたまがない。何とかおたまが調達できて、時間との勝負でかき揚げ丼が完成した。完全に古典部、注目を浴びたね。優勝もさらったし。
さて、おたまが無かったのが実は神谷祭編の最初から続いているミステリーのひとつ。これも怪盗に奪われたのだ。でもメッセージカードには「十文字」と。
それにしてもえるは今回で一層「お嫁さん」にしたい度を跳ね上げたなあ。