米南西部の空軍基地で住民の反対受け、オスプレイの飛行訓練延期
アメリカ南西部のキャノン空軍基地では、安全性などに問題があるとした住民の反対を受けて、「CV-22 オスプレイ」の飛行訓練の延期が決まっている。
オスプレイは、ニューメキシコ州の小さな町の上空も、低空で飛行していた。
住民の強い反対を受けて、訓練は半年間延期されたが、関係者は「油断はできない」と話している。
反対運動を進めるリーアンさんは「沖縄の人々は心配なはずだ。人口密集地上空を飛ぶのは、間違っている。このオスプレイは、騒音がひどい。訓練が本当に延期されたか、定かではない」と話した。
周辺住民の反対を受け、キャノン空軍基地は6月、基地の西側の「夜間」低空飛行訓練を2013年1月まで延期すると発表したが、「日中」の飛行は、数日前も目撃されていた。
住民は「ドアがガタガタしたので、外に出たら、飛行機があっちに飛んでいったんです。墜落して火事が起きたら、どうにもならない」と話した。
リーアンさんら住民側は、オスプレイの安全性や騒音問題について指摘していて、今後も反対運動を続けるとしている。