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    日本國皇帝斯く語りき

    ~大言壮語・誇大妄想・日本國皇帝の御言葉~

    【金融政策】消えて貰いましょう… 

    こんにちわ、皇帝です。

    新聞とかは「UFJの合併問題」で連日、大騒ぎになっているし…一応、皇帝としても何か手を打たないといけない訳だ。

    で、結論から言えば「退場」ということ。合併か、それとも法的整理か…いずれにしても消えてなくなって貰うしかない。

    まぁ、「UFJ」には公的資金という名前の税金を入れて自分たちの支配下に置こうとした官僚どもに抵抗したお蔭で、見せしめになったという可哀相な部分もあるが…裏の不良債権もあって事実上、経営破綻しているとか、預金流失が止まらない、といった話もあるし、消えて貰うしかないでしょう。


    もちろん、「りそな」のように国営化で存続、つまり実質は金融官僚支配だが…それではなくて、合併なり、法的整理による退場、消滅だ。


    大体、「金融不安の解消」とかを大義名分にして、破綻した金融機関を存続させることを官僚どもは考える。
    まぁ、本音は自分たちの天下り先の確保や影響力を残したい、なんだろうが…で、その結果、「新生銀行」のように国の税金をつぎ込んで、結局、外国の金融ブローカーを大儲けさせるなんて間抜けなことにもなる訳だ。


    無理してペイオフなんてやらないで、預貯金の全額保護公的機関による融資の保障さえあれば、銀行なんて普通の企業と同じでつぶれても構わない訳だ。
    もちろん、銀行がつぶれれば色々な影響や痛みは出るけど、それは大きな企業がつぶれればみんな同じなんだから…。

    大体、本来は金を貸すのが商売の筈の銀行が、不良債権の問題以来、貸し出す金を減らして、貸した金を回収する「貸しはがし」ばかりしている。
    これでは日本の経済は良くなる訳がない。

    ちなみに、今は景気が上昇中というけど、これだってアメリカと中国の景気、とくに中国のバブル…日本のゴミまで高値で買いあさっていくようなバブルに支えられてのことで、小泉のいう構造改革の成果とか、竹中の金融政策が実った、とかいうことではまるでない。


    問題は常に先送りで日本の経済は何も変わってないのだ。

    今なら中国のバブルのお蔭で少しぐらいの出血なら耐えられそうだし、ここで大銀行を潰すぐらいの大手術をしておかないと、中国のバブルがはじけた時に地獄がまっているはずだ。

    まぁ、UFJが潰れればその煽りを食らう、ほら、アソコとかアソコもある訳だけれど、またその話は次回に。


    ~2004年08月12日


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