埼玉県坂戸市の圏央道の高架下にあった軽乗用車の車内から男性の遺体が見つかり、埼玉県警は23日、胸などを骨折していたことなどから殺人、死体遺棄事件と断定、捜査本部を設置した。
県警によると、男性は同県毛呂山町岩井西4丁目、無職川島一浩さん(33)。22日午後3時55分ごろ、近くの住民から「数日前から車が止まっている」と110番通報があり、後部座席から川島さんが遺体で見つかったという。
遺体の胸や腹には広範囲にあざがあり、23日に司法解剖した結果、あばら骨など十数カ所の骨折があった。死因は外傷性ショックなど。軽乗用車は鍵がかかっており、県警は暴行を受けて殺害され、車内に遺棄されたとみている。