NHK神奈川県のニュース　横浜放送局

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助成金不正受給容疑で送検

アスベストの無害化などについて研究している東京の企業が参加する組合が、実際には購入していない研究用の機器を購入したようにうその領収書を発行させて助成金１３３０万円あまりを不正に受給していたとして、この組合と代表理事ら４人が補助金の適正化法違反の疑いで書類送検されました。書類送検されたのは東京・港区の「石綿無害化再生技術組合」と、この組合の代表理事ら４人です。神奈川県警の調べによりますと代表理事らは去年２月、川崎市にあるＮＥＤＯ＝新エネルギー・産業技術総合開発機構から助成を受けるため、実際には購入していないのにアスベストの無害化の研究に使用する炉を購入したように、岐阜県の業者にうその領収書を発行させて、助成金１３３０万円あまりを不正に受給した疑いが持たれています。
去年４月ＮＥＤＯに「組合が虚偽の申請をしている」という情報提供があり、調べたところ事実を認めたため、警察に告訴していました。
組合側はすでに全額を返還していて、警察の調べに対しいずれも容疑を認め「組合の運営資金が集まらず助成金を得て研究を進めたかった」などと供述しているということです。

07月23日　17時23分

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