頑固親爺の徒然手記(難問解決への道標)

現役を引退した頑固親爺が、法治国家において法で解決できない問題が山積している現代社会に本音で迫り、問題解決策を模索していくブログ。難問を抱え込まないで相談にも応じます。

 難問解決(ブログ荒らし一掃)

 ブログを開設し、徒然なるまま日記を掲載しているが、俗にいう「ブログ荒し」が横行していることを実感した。
 送られてきたコメントの中に、低俗で品位を欠く内容のものがあり、誹謗中傷または名誉毀損など明らかに権利侵害のものがある。
 しかも、精査すると、投稿者名を変えようと発信者が同一であることが一目瞭然である。
 多くの良識あるブログファンにとっては、「ブログ荒らし」によって非常に不快な思いをされ、削除してもまた投稿を繰り返し、サイトの運営に支障をきたす被害にあっている人も居るし、投稿者を特定し訴えたいと考えている人も少なくない。
 どのような手続きを踏むことにより、その者に対して損害賠償請求ができるかを教示してみることにした。
 ブログや電子掲示板に書き込みを行う者のほとんどは匿名でなされることが一般的で実名の人は少ない。
 そのためブログや電子掲示板での情報の流通により権利が侵害された場合、それによって被った損害の回復を図るためには、まず情報を発信した者が誰であるかを特定することから始める。
 この投稿者(発信者)を特定する手段として、「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」(略称、プロバイダ責任制限法)が2002年5月に施行された。
 違法な情報の発信により権利を侵害された者が、プロバイダ、サーバの管理・運営者、電子掲示板の管理・運営者等に対し、発信者の氏名・住所・電子メールアドレス等の情報の開示を請求できることが認められている。
 参考に、条文はプロバイダ責任制限法第4条である。
 ただし、脅迫、名誉棄損、強要、侮辱などの被害については、捜査機関に被害届け出をすれば、捜査機関が捜査してくれる。
 被害届け出を拒否されたら、告訴(被害者)したらよい。犯人の名前が不明でも送信者、投稿者は、記号や数字で特定できるから、その記号、番号の投稿者として告訴できるから、心配することはない。
 例えば、「ブログ荒しの常習者」と思われる投稿者に、
   jig123 mobile.ogk.yah.co.co.jp
   pw126210160100.5.kyb.panda-world.ne.jp 
   opt-125-215-76-242.client.pikara.ne.jp
   ntkngw190009.kngw.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp

dhcp.29174.oct-net.ne.jp
fu-122-158.edit.ne.jp
exit-016.noisetor.net

   nptka301.pcsitebrowser.ne.jp
exit3.ipredator.se

(追加)等がある。
 明らかに「ブログ荒し」であるから、被害にあっている人は、是非とも照合してみてはどうかと思う。
 告訴するときは、この、「jig123 mobile.ogk.yah.co.co.jp」等が犯人と申告すれば済むことである。
 刑事事件でなく、損害賠償請求する場合の話に戻すと、「プロバイダ責任制限法発信者情報開示関係ガイドライン」が定められていて、これによると発信者情報の請求の手順、請求を受けたプロバイダ等の対応、権利侵害の明白性の判断基準、開示・不開示の手続等が定められている。
 発信者情報の開示請求手続であるが、まず所定の請求書(プロバイダ責任制限法発信者情報開示関係ガイドラインに添付)に必要事項を記入し、請求者が被害にあった本人であることを確認できる資料、情報の流通によって権利が侵害されていることを証する資料等とともに、プロバイダ等に提出する。
 請求者は原則として、被害者本人か弁護士等の代理人に限られているが、自分で請求してもよいし、弁護士に依頼してもよい。
 弁護士は、いくらでも代理人になってくれるし、特に、若手弁護士の中には、こうした訴訟を得意としている者が多くいる。
 情報が氾濫する社会において、匿名性を悪用して、ブログなどの制度を不愉快なものに誘導する「ブログおたく」ならず「ブログ荒し」を一掃するため、こうした法律を有効に活用した裁判が、どんどん行われる時代になりつつある。
 多くの善良なる投稿者からコメントを頂いて感謝しているが、最近、「ブログ荒し」の横行による対策として、「コメント拒否」などの方策を取っている。
 被害にあっている人は、必ず、投稿されたコメント内容や相手(投稿者)の背番号(プロバイダやサーバ管理者から付与された記号・番号で、先に記載したjigr 123 mobile.ogk.yah.co.co.jp等がそれである。)を証拠資料として保存することが重要である。
 相手が判明したら、損害賠償請求するとともに、投稿者の実名をブログに掲載し、この者をブログ社会から抹殺したらよい。
 人権侵害などのブログ荒し常習者には、それぐらいの覚悟ができているのだろう。
 このブログを読んでパソコンのキーボード叩く手や携帯電話、スマートフォンを持つ手が震えていないかなぁ(爆笑)
 難問解決、有言実行・・・・・・これは、私自身のキーワードである。
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 今朝のある光景から

 朝の天気予報(今は気象情報と呼ぶようである。)では、「西日本 大気不安定、一時的に集中豪雨」となっていて、いかにも日本の気象を象徴するような高温多湿の天候である。
 「老いて現役」、日曜日であるが雑用があって、朝から車を運転してきた。
いつもは、通勤車両等で混雑する道も、比較的空いていて、渋滞はなく快適に走行できる状態であった。
 真直ぐの直線道路、左右は住宅街があるが見通しはよい。
 そうした中、前方約100メート先に信号機も横断歩道もない小さな交差点があって、左方から親子とおもわれる3台の自転車が、この交差点にさしかかってきた。
 父親と保育園児と小学校低学年(1~2年生ぐらい)の女児の三人連れである。
先頭を、父親が運転する自転車が走り、その後を、姉妹の順に続いている。
 100メートルも距離があるから、先に道路を横断するかもしれないと予想して、速度を減速した。
 たいていの場合、多くの自転車は、これだけの距離があると先に道路を横断するのが常であるが、この三人連れの父親は、交差点の手前で停車し、左腕を横に広げて後続の子供に停車の合図をした。
 子供らは、親の指示に従って、父親に続いて停車し、私の車の通過するのを待ってくれるのである。
 子供二人の頭には、しっかりとヘルメットが被されている。
 道路交通法が改正され、自転車事故が多いことから、自転車の安全な通行に関する規定が改正され、その中に、保護者の責任として、自転車乗車中の子供にヘルメットを着装をせるようにしなさいと規定された。
 中学生の自転車通学は、ヘルメット着装が定着化しているが、夏休みや日曜日に自転車に乗車した子供を見かけても、きちんとヘルメットを着装している子供は少ない。
 この光景を見て、この父親こそが、保護者と言える資格のある父親であると感じた。
 わが愛する子供に、お金は要るがヘルメットを購入し、そして、自転車乗車時は、それをきちんと着装させている。
 道路を連なって走る中で、並進走行など法違反することなく、父親が身をもって交通安全ルールを教えている。
 子供は、素直にこれを見習い、道路で危険を父親から学び体得していく。
 この親子連れの姿に接し、曇天の天候下で、清々しい思い抱いたのである。
 親子3人の前を通過する際、私の車の通過を優先してくれた親切心に、自然と頭を垂れたのである。ありがとう。
 結構、車で各方面を走行するが、このような光景に遭遇することは少ない。(これが当たり前と思うが・・・)
 むしろ、自転車であるという心の緩みから、車は止まるだろうと過信して、直前を横断したり、右側通行、二人乗り、携帯電話やスマートフォン操作しながらの運転、傘さし運転など、目に余る違法状態が蔓延している。
 ブログでは、「親の責任」について私見を書き綴ってきたが、何故、親は機会あるごとに「保護者」」と呼ばれるのかを理解し、親は保子供に対して、また社会に対して保護者としての責任があることを自覚しなければならない。
 そうでなければ、「保護者」面して人前にでないことである。
 恥をさらすだけのことである。ましてや、他に責任を転嫁するなんて、もってのほかである。(激怒)
 本当の保護者に育てられていない子供が、実はいじめの当事者になったり、末は犯罪者としての道を歩むのである。
 各家庭にはそれぞれ家庭事情があるが、本当の保護者の元で育っていないと感じた者は、それを反面教師として、よき保護者になってほしい。
 言うに及ばず、私自身が「保護者でなかった」から、このブログは自身の懺悔、深い反省の日記であることも追記しておこう。 このページのトップへ
大津市教育長のコメント

 今日の日記のタイトルを「正論」としたが、産業経済新聞社(サンケイ新聞)が発刊している月刊誌を真似たわけでもなく、また、同誌の執筆者は元内閣総理大臣、某知事、著名な評論家やジャーナリストで、浅学菲才な私とは比較にならないから、おくがましいタイトルが日記の内容とアンバランスになるかな。(悪い予想)
 さて、学校の先生や職員(教職員)で組織される労働組合に、日本教職員組合という巨大な組織がある。略称「日教組」であるが、戦後の学校教育現場を崩壊させてきた張本人であると個人的に考えている。
 兄妹や親戚、また友人、同級生に教職員が多くいる。身内や友人だからという訳でないが、全て優秀な教職員である。
 ところが、こうした教職員のすべてでないが、日教組に加入している者が多くいる。
 日教組は、教師の「倫理要綱」なるものを定めている。もっと、平たく言えば、教師として守り行うべき道の基本となる大切な事柄が定められている「きまり」であるが、この倫理要綱に「我々は科学的真理(マルクス主義)に従って行動する」としている。
 この要綱からも明らかなように、組合思想の根本には階級闘争イデオロギーがある。
 若いころ、教員である兄妹と口から泡を飛ばして、この思想や組合の活動に関して激論したことがある。
日教組は、資本主義に対立する概念としての社会主義思想でなく、資本主義社会を打倒して社会主義国家を樹立ための革命理念という面が強いし、これを将来の我が国を背負う子供の教育に導入されたらたまらない。
 教育現場にイデオロギーを持ち込むこと自体が間違いという信念を持ち続けているから、日教組ははっきり言って大嫌いであるし、彼らがこれまでとってきた行動や活動は許せない。
 政権交代において、日教組は当然のように民主党を支持し、北海道教職員組合による多額の政治献金問題などで逮捕者がでたように、もはや教職員組合としての活動領域を逸脱していることが判る。
 民主党は、今、党を離れる議員が続出して党の存亡危機に立たされているが、幹事長は山梨県から選出された元教員である。
 この日教組は、年々、組織率が低下しているものの、山梨県、静岡県、新潟県、愛知県、大分県、兵庫県は組織率が高い。
 一方、栃木県、岐阜県、和歌山県、愛媛県などは、組織率が0に近いところもあるようである。
 「君が代不斉唱、不起立」、「ゆとり教育」の提唱など、彼らがとってきた行動は、国家の滅亡にもつながりかねない。
 間もなく、ロンドンオリンピックが始まるが、日本選手の活躍を大いに期待するところである。
 この日本選手が、優勝した場合、表彰台の中央に立ち、君が代が流れ、国旗が掲揚されるが、日教組の言う、思想や良心の自由に反するといって、これを拒否するような国が、世界であるなら教えてほしい。
 国家の名誉と国民の期待に応えて優秀な成績を収めた選手諸君は、堂々と胸をはり、大きな声で国家を歌ってほしいのである。教育現場で学んだ?ことは誤りであるから、余計にそう願うのである。
 意地悪をする気はないが、日教組に加入する教職員は、こんな場合にどんな行動をするのだろうか?
 いじめ問題に関しても、教育の現場で自衛官や警察官の職業を批判し、その子弟へのいじめ行為や内申書の評価を意図的に下げるなどの不当な行為をしてきたのである。
 生徒が生徒をいじめるのでなく、先生が親の職業等を理由に子供をいじめるのである。
 現実に被害を受けた子弟は、相当数に上るし、登校拒否などの問題が発生した。
 こんな教職員(全ての教職員がそうだとは言えない。)に、今、改めて問題となっている学校におけるいじめを解決できるわけがない。
 だから、学校の責任、教職員の責任を問う声が大きいが、もともと能力のない者に何を期待するのかである。
 数字も読めない者に掛け算をすることを求めても、答えはかえってこない。
 また、仮に少しぐらいの能力があっても、気力、やる気がないから解決策にはならない。
 勉強する気がない子供に、いくら詰め込み教育をしても意味のないことと同じである。
 何事も全ては現場である。教育委員会も批判を受けているが、教育現場から正しい報告がなければ、学校・教員を指導、監督する教育委員会は、正しい対策がとれない。
 警察が強制捜査にはいり、学校や教育委員会から資料を押収しているから、次第に真実が明かされると思うが、こうした中、大津市教育委員会の沢村教育長は、マスコミ取材に対して立派な対応をしている。
 涙して取材に応じる市長とは雲泥の差である。(めそめそするな・・・・・)
 自殺の原因がいじめであることを否定しな一方で、いじめ以外の家庭事情にもあるのではないかとして家庭事情についても真実を明らかにしてほしいと主張するコメントは、あまり評価していない教育委員会の長としての正論である。
 自殺した子供の遺族や弁護士か、大津市教育委員会のコメントに感情的になることはない。
 すべてが明らかにされ(個人的には明らかにしないほうが救われる、傷つかない、恥をかかなくてよい等思っているが・・・・)今後のいじめ対策に役立ち、再び、同じような不幸なこと(自殺)が発生しなければよいと思っている。
 1万件?以上の苦情や抗議・・・・・そんな数は気にすることはない。数字を水増しするのもマスコミの得意とするところだ。
 原子力再稼働反対デモのデモ参加者数の報道では、警備につく警察と主催者側の数字が極端に違う。はっきり言って主催者側の水増し発表であるが、現場に記者が取材に言っているから、どの数字が正しいかは判断できる。
しかし、これを批判しないのがマスコミ体質「主催者の発表によると・・・・」である。
 もしかしたら、記者は、理系出身者で数字に強いと採用されず数字音痴が記者への早道なのだろうか?(笑)
 就職難で、大学を卒業しても就職できない人に、マスコミ採用試験に合格する方法のポイント教示(ど笑)
公共機関などが少しでも誤った数値を発表したら、蜂の巣をつつく騒ぎをするマスコミが、反対運動の主催者の常識を逸脱した発表を、そのまま記事にするのがマススコミだから、記事全てを信用しないように忠告しているのであるが、まだまだ忠告を聞かない者が多い。
 
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大嘘をつく新聞記者

 猛暑が続く中、全国各地で夏の甲子園を目指して熱い戦いが繰り広げられている。
 野球が好きで、プロになることを夢みた幼少期があった。
 でも、責任を他に転嫁するつもりはないが、貧しい家庭で生まれ、育ち、苦学して学校に通う高校生時代は、野球部に所属することさえ出来なかった。
 甲子園を目指す学校には、伝統校と呼ばれる優勝経験豊富な学校があれば、野球部設立間もない学校があるし、部員数100人を超える学校があれば、補欠選手を含めても10名に満たないため、急きょ、他部から選手をかき集めて甲子園を目指す学校もある。
 各都道府県予選に出場する学校はいろいろであるが、どの学校も同等の出場権利があり、優勝すれば甲子園に出場できるのあるから、夢も膨らむ。
 ところで、この都道府県大会の記事が各新聞社の紙面に掲載されているが、その記事は、都道府県大会が甲子園予選大会であるから、新聞の地方紙がこれを記事にしている段階である。
 滋賀県は、47都道府県中、地方新聞が一紙として存在しない唯一の県である。
過去には、滋賀日々新聞、最近では、みんなの滋賀新聞が発刊されていたが、いずれも廃刊となっているから、滋賀は新聞文化の疎い県であるといえる。
 滋賀で地方新聞が育たない理由の一つが、県庁所在地が京都に近いということが挙げられる。
 他に理由は多くあるが、個人的には、これが最大の原因と考えている。
 こと新聞に限らず、政治、経済、文化などすべての分野で、滋賀は常に、京都の後方に位置して、京都より前にでなかったことが、今日も大きく影を落としている。
 全国から、比叡山は京都にあるし、琵琶湖も京都とおもっている人も少なからず居るのが現実である。
 最近こそ、朝宮、土山などの甲賀市(旧甲賀郡)のお茶が、ブランド化されてきたが、過去は、すべて宇治茶(京都)として全国に出荷されたのである。
 そこで新聞の話であるが、地方紙がないため、滋賀県南部はK新聞が、滋賀県中・北部はC新聞が、滋賀版紙面を多く配して、滋賀県に関する記事を掲載している。
 高校野球の地方大会(滋賀大会)は、両紙が記事を掲載するほか、A新聞、Y新聞、M新聞等の新聞地方版が記事を掲載している。
 そうした中、K新聞は、ある意味では滋賀県に購読者が多くいることから、滋賀県の地方紙としての役割や責任があると思うのであるが、高校野球の記事に関して不満を覚えることが続いた。
 ここ数日間のK新聞の高校野球(スポーツ)面を見ると、奇数ページは京都大会、偶数ページは滋賀大会の記事が掲載させているが、記事に添付された写真は、京都大会はカラー写真、滋賀大会は白黒写真である。
 カラーか白黒かはK新聞の勝手であるが、同じ高校生が必死にプレーする姿に京都と滋賀に何の差はない。
 青春の一ページを記録として残す少年たちの目に、何故、滋賀は白黒写真なのかと単純な疑問が生じる。
 新聞の購読料も差がないなら、滋賀大会も京都会同様にカラーにしてはどうかと考えられる。
 そこで難問解決・・・難問ではないが滋賀の球児に喜んでもらえるならと思い、即実行。
 K新聞滋賀本社に電話して、京都大会のカラー写真、滋賀大会の白黒写真の差を問いただすと、答えは、京都大会は滋賀大会より進行が速いからカラーで、滋賀大会も上位高校の争いになればカラーになるとの回答であった。
 一応、納得して、できる限る高校生を公平に処遇したやってほしい旨進言しておいた。
 ところが、今朝の記事を見ると、左の偶数ページの京都大会の記事の写真はカラー、そして滋賀大会の右ページの記事は写真が白黒となっているが、この右ページには、京都大会の4回戦(左ページの3回戦より上位高校の対戦)記事が掲載され、これは写真がカラーでなく白黒写真であった。
 K新聞滋賀本社の記者は、電話の質問に対して、一言でいうと「嘘」をついたのである。
 彼らは、取材活動するときは、新聞社名を背景に、相手の都合や立場を考えず強引に取材するのが常であり、そして新聞社の恣意で、記事になったり、記事が掲載されないことが決まるのである。
 高校球児を公平に扱うよう進言したのに、真っ赤な嘘をつかれた。
 マスコミによる記事、報道は、場合によっては、記事にされた者の人生を大きく左右する影響力を持っている。
 新聞販売店を経営されている人が、購読者が減少する傾向が避けられず、新聞を赤字覚悟でポスティング(無料配布)して購読者を増やそうと努力されているのに、この記者は何の抵抗もなく無責任な嘘をつくのである。
 これは、この対応した記者個人の問題でなく、こんな記者を採用する企業、そして社員を教育し指導することができない企業の責任である。
 新聞限らず、テレビなどマスメディアの報道を鵜呑みに信用しないで、その記事や内容を冷静に見極める能力を身に着けたいものである。
 彼らは、必ず、面白く読者が気をを引く方向に誘導する番組編成やコメントをする。
 マスコミに扇動されて行動した挙句、自らが何らかの責任をとらなくなければならないとき、マスコミは代わって責任をとってくれません。 このページのトップへ
過熱するマスコミフィーバー

 日毎、最も恐れていたことが現実となってきた。
 いじめ問題でマスコミがフィーバーすることである。
 熊本・大分を中心とした豪雨による災害記事よりも、大きな文字での記事やテレビ画面が横行している。
 中学生や保護者への取材合戦など、完全にモラルを失っていることを自覚しないのだろうか?
 遅ればせながら教育関係者が対策チームを編成して対策を協議し、警察も異例の強制捜査に着手したのだから、静観するのが常識だろう。
 毎日、重箱の隅をつつくような記事を掲載しないで、大局的な立場でいじめ問題に取り組むのが、マスコミの使命であると考える。
 新聞、テレビの取材人が、夏の夜の誘蛾灯に集う害虫の姿と重なる。
 ところで、筑波大学といえば、旧名は東京教育大学、その前は東京師範学校であって、多くの教育者を配してきた名門大学である。
 この大学の名誉教授で、国際医療福祉大学教授の小田晋先生の著書に、「大人社会のいじめ心理を分析しよう」と題した本がある。
 興味ある人は、本を購入して読んで欲しいが、インターネット上にこの本を要約した内容が公開されている。
 無料でアクセスできるから、この要約文を読んで勉強されることをお勧めするが、自身が注目するポイントを紹介しておこう。
 先生は、いじめを社会(自身の第29篇のブログに綴ったように、いじめは学校だけのことでなく社会にも蔓延していることの意)の病理現象として、危機感を抱いておられ、いじめに悩んでいる大人、自分をダメ人間と思っている大人に必読してほしいと考え出版されたようである。
 注目するポイントは、人間に限らず脊椎動物が基本的にもっている3つの欲求は食欲、性欲、攻撃欲で、いじめは、この攻撃欲の発現であって、生命の存続に不可欠なものとされている。
 自身のような無能力者の考えを、小田教授の考えと同列視しすることは奥がましいが、教授も、攻撃欲がある限りいじめはなくならないとの考えである。
 そこで、いじめはなくならないから放置し自然の成り行きに任せると大変な国になるから、いじめを抑止するための方策に関して次の3点挙げておられる。
 その1は、本能的な欲望を抑制する機能は大脳皮質がつかさどっているから、躾や教育等による大脳皮質へ働きかけが重要であること。
 その2は、いじめには必ず罰を与えること。
 その3は、幼児期のスキンシップが大切であること。
 この3点目を詳しく説明すると、人の心の痛みを理解する能力は、幼児期の母親の影響が大きいから、母親が子供に対して密接な働きかけをして子供の情緒的な心を成長させることが重要であると唱えておられる。
 核家族が蔓延して、いわゆる、おじいちゃん、おっばちゃんと同居しないし、夫婦共稼ぎで、幼少期から保育園や幼稚園にこどもを預け、スキンシップの機会が少ない母子関係が現代社会の実情である。
 共働きしないと生活できない家庭もあるが、贅沢をしたいから共稼ぎをする家庭もすくなくない。
 目前の収入(お金)を儲ける(得る)一方で、大事なものを失くすこと(こどもの情緒的な心を成長させることが疎かになる。)となり、その数年先(子供が小・中学生になった頃)に取り返しのつかないことになってしまうかもしれない。
 そして、その情緒的な心は大人になっても成長しないから、犯罪者等へと転落していくのである。
 熱烈な恋愛で結婚し、子供を儲けておきながら、親のエゴで離婚し、その大半は女性(母親)が子供を引き取るケースが多くみられ、母親は働かないと生活できないから、やむを得ず子供を保育園などに預ける。
 子供の躾や教育は保育園任せとなってしまうようでは、将来、我が子がいじめの当事者になる危険性がある。
 ましてや、離婚後に別の男と一緒(再婚、同棲)し、男からみると子供が邪魔になってきて折檻する、放置するなど痛ましい事件が多発している。
 また、シングルマザーになっても、若い母親はまだまだ遊びたいから、子供をあずけたままにして遊び耽る・・・・・・・
 愛する子供とスキンシップができるわけがない。
 近隣に住む女性からもこんな悩みを聞いた。
 この女性の娘さんは良家に嫁いでおられ、最近子供にも恵まれ何一つ不平不満はないとおもわれがちであるが、大きな悩みがあるとのこと。
 共稼ぎの必要もなく、何時も子供と一緒であるが、母親が携帯電話やスマートフォンに夢中で、子供とのスキンシップをしないということであった。
 こんな若い母親が多くなると、将来において、いじめは増加するように思える。
 マスコミ報道に惑わされることなく、また、今話題となっている某中学校を批判することに終始することなく、これを他山の石として、大局的な視点でいじめについて真剣に考えてほしいものである。
 今回、自身のブログに寄せられたコメントには、脊椎動物の本能の一つである攻撃欲が如実に表れたものが多くあるが、よくよく考えると、これも「いじめ」行為そのもである。
 しかし、自身がこうしたブログを寄せた者からみて、肉体的、精神的、立場的に弱い立場にあるわけでなく、稚拙、低俗な内容によって苦しんでいることもないので、いじめに当たらないが、相手がかわれば立派な「いじめ」そのもの、そして、いじめは犯罪行為である。
 マスコミフィーバーには、本当に困ったもので、他社よりも話題になる記事を取材しようとしている姿は、飛んで火に入る夏の虫のように思える。
 マスコミには、いい加減にしてほしい。報道の精神、使命の原点は・・・・・
 
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Information

甲賀の"ういたかひょうたん狸"
  • Author: 甲賀の"ういたかひょうたん狸"
  • 1948年1月生れ
    長年、公務員として奉職し定年退職
    コンサルタント会社オフィース”K”代表
    地方公共団体、道路管理、警備業等の顧問、セキュリティーアドバイザー、相談役経験
    社員教育、公判対策、各種問題解決、対外交渉、リスク管理、コンプライアンス等幅広く担当
    「生涯現役」が信条
    法的な解決だけでなく、日常生じる「難問」を抱える企業等の要望に対応、奮闘中

     

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Author:甲賀の"ういたかひょうたん狸"
1948年1月生れ
長年、公務員として奉職し定年退職
コンサルタント会社オフィース”K”代表
地方公共団体、道路管理、警備業等の顧問、セキュリティーアドバイザー、相談役経験
社員教育、公判対策、各種問題解決、対外交渉、リスク管理、コンプライアンス等幅広く担当
「生涯現役」が信条
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