茜のフォーカルジストニア&脳動脈奇形(AVM)の記録

内科医の傍ら大好きなピアノをフルパワーで続行。鍵盤楽器奏者の指の障害『局所性ジストニア(Focal Dystonia)』と、その精査過程で偶然発見された全く無症状の『脳動脈奇形(AVM)』。この二つの別々の疾患を正面から体当たりしちゃってみる試み。2011年2月より開始。


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ということで。国際アマチュアコンクール2011のファイナルが昨日無事おわりました。

4度目の紀尾井、いつもカンカン照りに晴れている日なのですが、昨日は朝、あんな涼しく、しかもあの雨で湿度のなか、あれだけ鍵盤が軽くトリルがほとんどノーストレスで決まって行くあの楽器に、紀尾井ホールの”普段”の楽器管理の底力、そしてシフが日本公演の時に必ず指名するらしいという名調律師(=誰だろう?名前は聞いていないのですが)の腕もあって、湿度を感じないピアノで驚きました。


結果ですが

http://austria.gooside.com/html/ama11/ama-honsen-result11.htm
いままでずっと選外の「ファイナリスト賞」ばっかりだったのですが今年は珍しくというか初めて「入選」でした。ちなみに、私と同じく入選だった友人も、実はジストニアです。
つまり第4位と第5位はジストニア持ちが入ったということ。
世の中捨てたもんじゃありません。
もちろん、健康な手のほうがいいに決まっていますが、それでも音楽の本質はそこだけでは決まっていないということかなと、自分では思っています。


私のハイドンですが・・・・客席の評判は概ね良かったとはいえ、自分の中では心配だった1楽章(ここ最近どうもトリルの精度含め調子が悪かったのです)が何故だかちょっと上手く行き過ぎてしまい、2楽章で変な小ミスをやらかし、3楽章に至っては変えたばかりの右手のタッチに気をとられて一瞬冒頭で訳分からなくなり右手が一瞬落ちて左手だけで繋ぐ事故もあって、途中で集中力切れそうな感覚にとらわれそうになりつつも、とりあえずがんばらねばーーーみたいな葛藤しながら弾いてました。

4楽章はもう、現在のジストニアの状況ではあれがいっぱいいっぱいで、でも白寿の入賞者演奏会のときよりはマシかな?というレベル。まあ、これは想定の範囲内でしょう。

緊張していたわけじゃないけど、でもやっぱり本番は相当な精神力を消耗します。もどってしばらく、楽屋で腰が立ちませんでした。

ファイナリストの皆さんもお疲れさまでした!

そして何よりも、ご来場いただいた全ての皆様、ありがとうございました!

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7月31日の紀尾井ホールで行われる、国際アマチュアピアノコンクールの本選の時間割が出た様です。
http://austria.gooside.com/html/ama11/ama-honsen11.htm

でもなんかホームページ調子悪いのね。(苦笑)
家のパソコンで見るとスクロールができないというか、下の方が読めない。
んー。日墺文化協会に誰かボランティアでHP作成を引き受けてあげる親切な人が現れたらいいのになあ。


B部門の審査:10:30~11:43 (途中休憩なし)
A部門の審査:12:30~15:11 (途中10分休憩あり)
シニア部門受賞者演奏:15:20~15:42
2002年A部門第1位ゲスト演奏:15:43~16:00
2010年A部門第1位ゲスト演奏:16:01~16:23
表彰式:16:25~


こんなかんじ。私はA部門11人のうちの8番バッターですので、推定演奏予定時刻14時前後です。
ちなみに、私の友人で、私よりも5年位前に同じ局所性ジストニアを発症している仲間がいるのですが、彼女は去年いっしょに紀尾井のこの本選にあがり、そして今年もまたいっしょに紀尾井の舞台にたてることになりました。11人のうち、少なくとも2人は「局所性ジストニア」です。


患指は自由なコントロールが利かず、突然巻き込んだり、意図しない鍵盤にボトって落ちたりしますけれど、そんな不自由な指を抱えながら、それでも「両手」で演奏することを諦めきれず、我々はステージに立ちます。

もし、このブログをお読みのジストニアに苦しむ鍵盤楽器奏者の方、お時間がありましたら是非いらっしゃってください。当日は私もきっとバタバタしているとは思いますが、客席にもちらっと戻ってくるとは思いますので、是非捕まえて話しかけてください。
電撃ご来場、歓迎申し上げます♪

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今朝の日記の続きです。


7月10日に、国際アマチュアピアノコンクール(アマコン)の2次予選終了いたしました。
(関連URL)
http://austria.gooside.com/html/ama11/ama11-youkou.htm


1つ前の日記にも書いたように、今年のアマコンに関しては例年とはまったく違う状況での参加でした。今冬にジストニアになってしまったこと。 そのあとあの大震災があって、全然練習どころかジストニアのリハビリにも向えない精神状態の日々が2ヶ月近く続いてしまったこと。

それでも「出ようかな」と思ったのはゴールデンウイークの頃でした。
1次予選が免除でしたから、2次予選用に、1週間で譜読みして暗譜できる平易な難易度の曲を見繕って出すしか方法がありませんでした。
それでも、よかったのです。「参加できれ」ば。
いままで3度もこのコンクールの本選で紀尾井ホールで弾かせていただいて・・・
いえいえ、それどころか、主催事務局が日墺文化協会主催になるまえの前身『日本アマチュアピアノコンクール』時代の1996年=第1回目からの最古参メンバーとしては、このコンクールにはなみなみならぬ深い愛着があり。
参加者が激減するであろうことが予想できる大震災のあったこの年に、もうほんと、参加費収めるだけでもいいじゃないか!的サポーターな心境。
・・・・・でした。


なので、二次予選は、緊張はしてなかったわけではないのですが。
例年のように「頑張って通過しなきゃ!」的なプレッシャーはまったくなくて。
とにかく、「生きて」「この東京で暮らし続けることができて」しかも「今までと同じようにピアノを弾き続ける生活ができる(しかもまがいなりにも両手で弾ける!)」。
これだけで、私は本当に幸せだと、本当にそう思ったのです。
震災のことを思えば、被災地のことを思えば、これだけでも、他に何も無くても、十分に幸せなことじゃないか、と私は本当にそう思っていました。


蓋をあけたら、、、、結果は二次予選通過。
http://austria.gooside.com/html/ama11/ama-honsen11.htm

このコンクール、とくに私が参加しているA部門は一番難易度の高い部門なのでなにげにかなりレベルが高く、周囲はそれこそ、ラフマニノフやスクリャービンやプロコフィエフのソナタといった、古今東西の難曲がゾロゾロ。
そんななか、難易度の低い曲でしかエントリーできない自分が通過することはおよそ想定の出来ない事態でした。
めっちゃびっくりしました。
まったく予想外の展開でした。


2007、2008、2010年に続く、自身4度目の紀尾井ホールです。
本当に感謝してもしきれない思いでいっぱいです。


日時は7月31日(日)。
おそらく前年度の実績から考え、11時ぐらいからA部門審査がはじまり14時ぐらいまで続くと思われます。詳しい時間割がでたら告知したいと思います。


曲は、これも因果を感じずにいられませんが、白寿ホールでのグランミューズ入賞者演奏会で弾いたハイドンのHob.XVI-6全楽章です。
私がジストニアを本格的に悪くしてしまうきっかけになった曲でもあり、白寿ホールでは直前の手の故障のため運指を急遽変えざるをえなくなり楽譜を置いて弾く羽目になったという意味で非常に不完全燃焼で悔しい思いをした曲でもあります。
そして、1年前に急逝した知人の、ほぼ一周忌にあたるこの月末に。
彼女が弾かなければ、私はこのソナタの存在すら知ることがなかったであろうこの曲を・・・・
彼女の他界前日、その姿を最後に見た、あの紀尾井の舞台に、あげます。


さまざまな因果や、時に乱暴に回転する運命や。
そういうものを感じながら、この1年生きてきました。
でも、何があっても「全てを受容する」それが私の生き方であり、答えです。



二次予選を、聞いてくださった全ての方に、深く感謝もうしあげます。


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7月2~3日より杉並公会堂で第一次予選が始まった国際アマチュアピアノコンクール(アマコン)。
私はもう15年ほど、このコンクールとおつきあいがあります。

今年はどうしようか・・・・
さんざん悩みに悩んだすえ、エントリーいたしました。
6月13日の消印ぎりぎり有効で郵送。
悩んだのは、ジストニアの状況をぎりぎりまで考慮した結果です。


6月あたままで手の調子が妙に良くて。
「あ、いけるんちゃう?」
という感触が結構あったので。
もちろん、100%前の通りにはいかないけど、少なくとも2月の白寿ホールの入賞者演奏会のあの酷い状況から考えたら随分マシになったもんだ、という自覚はあったので、ギリギリまで悩んだ末、エントリーを郵送しました。
前年度のファイナリストということで、一次予選免除になっていたことも、一つの要因です(一次の負担が減っているので)


ところが、そのあと、6月に血管造影で入院して数日寝込んでいたら、んもー、どうにもこうにも手がダメダメで。 あれ、もし、アマコンの締切が血管造影の後だったら、私は間違いなくエントリーを郵送しなかったと思いますが・・・・


エントリーした動機として、自分なりに考えてみるに。


   1)白寿以上に改善したと自覚できるのであれば、ステージ感覚を
     失わないために「出続ける」ことが重要と判断した。
   2)震災でただでさえエントリー人数が減ると思われるので
     主催の日墺文化協会を支援するためにも、二次落ちしてもエントリー
     してやらねばならない!と思った。(サポーター的感情)
   3)同じジストニアで、エントリーしている仲間がいる以上は
     自分もやらねばならんだろうと思った。



このあたりですかね。
でも、ホント、悩みました。
血管造影後、6月の上旬ほどの好調にはとてもまだ戻っていませんが、しかしおそらくそれにしても白寿の時の状態よりは全然ましです。
なので、参加することにしました。


全部門で30人近い減少ですから、日墺文化協会の収入は60~70万円ぐらいの減収になっていると思われ、真面目な話、冗談抜きで、激ヤバなんじゃないかと思っています。70万とか、回収できないと思いますよ。ホント。 (泣)何か支援できないかと本当に考えてしまいますが、とりあえず、エントリーしてよかったと今は思っています。


ちなみに、曲ですが、手のことを考え、かなり難易度を(例年以上に難易度を下げて)考えざるをえませんでした。 また、震災や、出られるかどうか分からなかったこともあり、本格的に準備を始めたのは5月のゴールデンウィークの頃でした。
例年でしたら前の年の夏のコンクールシーズンが終われば準備にとりかかっている、おそくとも冬には準備を始めてますので、あまりにも遅いスタートでした。
こんなプログラムを用意しました。



   <1次(自由曲5分)> 私は免除
   <2次(バッハの任意の作品+自由曲=8~10分)> 
        規定バッハ:パルティータ第4番より「アリア」「サラバンド」
        自由曲:プロコフィエフ 「つかの間の幻影」よりOp.22-10
   <本選(自由曲10~14分;予選とは別の曲)> 
        ハイドン:ピアノソナタ Hob. XVI-6 (全楽章)




ちなみに、パルティータ4番は去年から始めて4年でコンプリートにする計画でちびちびやってるものです。去年アルマンドとクーラントをアマコン2次で弾き、またグランミューズの全国大会で3曲弾いたうち2曲目はアルマンドだったのですが、本当はその続編として、今年は序曲をやる予定だったのですが、手がこんななので、序曲は回避し、一番難易度の低い2曲を選びました。



また、プロコフィエフですが、実はこれ、「全音階のリハビリ用の練習曲」としてさらっていた曲で、全然聞いたこともなく知らない曲だったのですが、CDももっていなくて、1週間でまったく未知の状態から譜読みし、暗譜までしたという、私の人生史上、初めてこんな短期間で、CD聞かないで耳コピ作業無しで仕上げた作品になった、という曲です。
ちなみに、人生の「初プロコ」です。
ちなみにいまだにCD持ってません。(苦笑)



そんなこんなで。
今年はまったく本選で紀尾井ホールに行けることを今年は全然想定していなかったのですが・・・・



(以下、次の日記に続く)


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どうもYouTubeからタグをこっちにもってくる方法がよくわかんない・・・
結局アメーバ動画にもアップせざるをえない状態で。
んー。アメブロユーザーとしてはまだまだ初心者です。





今日アップしたのはグランドピアノを使ったエクササイズ。
電子ピアノやアップライトではダブルエスケープメント機能がないのでこれはちょっとむりなんですが。

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いままで、自分の演奏をアップする用として



http://www.youtube.com/user/akane528bruno


のYouTubeアカウントを持っていたのですが、このたび、ジストニアのエクササイズなど演奏じゃない動画をアップする用のアカウントとして



http://www.youtube.com/user/akanefocaldystonia


のアカウントを作りました。
いまのところはアメブロに先日載っけたエクササイズしかアップしてありませんが、今後こちらのほうも利用しながらいろいろやりたいと思っています。

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で。話は遡りますが・・・
血管造影の入院の前。先週の木曜日にじつはものすごい大風邪引いて熱が出て・・・
咳はすごいわ、痰は真っ黄色だわ、金曜日とか真面目に死んでたんです。


土曜日に、アヤコ先生のところにジストニアのリハビリレッスンに行く予定でいた上に、その日、見学の方が来るらしいって聞いていたので、責任重大だったのですが・・・・
結局風邪が酷すぎてレッスンもキャンセルに。
そのときに、アヤコ先生から1通のメール。


    「病み上がりはガクンと手の症状酷くなりますよ~。
     またすぐに元のレベルに戻ります。心配しないでください。」


ニンマリ笑顔の顔文字ついていたので、私もなんとなく気軽に読み飛ばしてました。実際に、入院前の月曜日ぐらいまでは普通の状態・・・っていうか、ロルフィングが7回目まで終わって、首の凝りがかなり劇的に良くなって、体調絶好調だったところに風邪ひいただけなので、そんな風邪ぐらいでまたまた~先生~(苦笑)、、、ぐらいに思っていたのですよ。

ところが。
火曜日に検査入院で脳の血管造影だったでしょ。で、終わった後は半日絶対安静。
そのあと水曜日退院したけど、浴びた放射線量が莫大だったためか(たぶん心臓の血管造影の3倍は被曝しているので10mSvぐらい浴びてる気がする!絶対!)もう身体だるくてだるくて。
水曜日は退院した後、ほぼベッドでゴロゴロの生活。
木曜日も、なにもせずにほぼベッドでゴロゴロの生活。
喰っては寝る、喰っては寝る。
ひたすらだるくて、眠くてどうしようもなく。


で、金曜日は午前中仕事いかなきゃだったので。無理矢理行ったんだけど。
午後の半休はまた死にそうにダルくて結局寝て。
夜に外来の仕事だったのでまた行ったんだけど、そのあとまたダルくて結局寝ちゃって。


火曜日、水曜日、木曜日、金曜日を「寝て」過ごしちゃったわけですよ。


そしたら・・・・・・・・・・






今日になって愕然。
手が動かん。右手薬指がかなりヤバい。
打鍵したあと、薬指が上がらない!上がって来ない。ボトって意図しない鍵盤の上に薬指が落ちるし!
あんなに6月上旬まで良くなって来ていたのに、いきなり2月の白寿の状態に逆戻りに近い状態。なんだこりゃ~~~~。
てか、私、寝てただけで弾いてないのに。練習してないのに。
なんで症状悪くなんの!?



アヤコ先生いわく。
よくある現象だそうです。
「病み上がり」とか、ガクーーーーン、と手の状態が悪くなるんだそうな。
いったい何が増悪因子なのだ?
弾いてないのに?弾いてないのになぜ悪くなる?



んー。もしかすると。
新しい奏法に作り替えている途中なので、記憶が定着してない。
短期記憶の状態なので、数日ブランクができてしまったり、筋力が落ちるような消耗をすると、新しい定着していない記憶はほころびができてしまうみたいなもんだろうか???



変なの!!!! (怒)



とりあえず、リハビリボールでも握って筋力復活!
ということで、今日は1日、緑色のウレタンボールを握ってました。

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(続き)


その後は、足を(というか股関節を)曲げられないので=曲げると止血した部分から血が噴き出してくるので、棒の状態で、ストレッチャーで帰って来ます。
帰室が12時半頃だったかな。


ひたすら、足は棒の状態です。頭起こすのも不可。
「真っ平ら」です。


造影剤を身体から排泄するために、点滴してるんですが・・・・
浸透圧差があるので、これで利尿が付いて、さっそくトイレに行きたい・・・・
でも行けません。


超「棒状態」の2時間が過ぎたところで、差し込み便器を使って排尿。
しかし、これだけ膀胱パンパンなのに、寝たままの姿勢だと排尿できないのね~。
かなり苦労しました。
あのまま出なかったら、尿道カテーテル入れられちゃうところでした。


その後はずーっとうとうとしてたり、iPodでモンポウ聞いたりしてました。
(何故かモンポウが大量に入っていたのでかけっぱなしにするには丁度よかったのです)


午後5時に、妹の旦那さん(お仕事で来日中)がお見舞いに来てくれました。んで、母と3人であーでもない、こーでもない、と世間話。
で、そのあと、2人は帰りがてら焼き肉食べに新宿へいったらしい。
私は、その後も安静。
病院食は寝たままでも食べられるおにぎりでした。


てか、思ったけど・・・
病院食、緑黄色野菜少ないよ~。
あれでいいのか!?栄養士さんっ!?


本当は18時に安静解除だったのですが、術者の先生が手術室に入っちゃっててこれず。結局19時頃になってようやく安静解除。
2度目の差し込み便器は嫌だったので。
安静解除まで結構耐えてました。
ああ、これでトイレに行けますっ!!!!!!!!!!!!
歩けるようになって最初にしたことは、トイレに行くことでした!
(我慢しすぎだよ・・・・)


そのあとは、なんかもう、疲れてひたすら寝るべし。
21時くらいから寝て、なんか途中で一度地震があったっぽいので、目が覚め、隣のベッドのおばちゃんと「いま地震だよね?」みたいな話して。
しかも点滴終わってるのに、いつまでも看護婦さん来てくれない~って。
んー、私、道具があれば点滴のロックやってあげられるんだけどな。
さすがに道具がないとな。
仕方が無いのでまた寝て。
2時半頃にまた目がさめたけど寝て。
5時前に空が明るくなって目が覚めたけどまた寝て。
7時半に結局起きました。
10時間ぐらい寝てたね。


おいしくない朝ご飯を食べて、もう帰る気まんまん。
化粧して、着替えちゃって、そしたら隣のベッドのおばちゃんが
「いいな~。あたしも早く退院したいっ・・・」
でも、先週の木曜日にオペしたばっかりの髄膜種の人みたいで、でも、最近は頭の毛も全部丸坊主にしないのね・・・・髪の毛ふさふさでした。
でも、おばちゃん、そのあと主治医の先生来た時に
「早く退院したい~」
と言って、金曜日の退院ゲットしてました。
すごい。開頭のオペしても、1週間強で退院しちまうんですね!!!


私は10時にはチェックアウトして、帰って来ちゃいました。


まあ、何が大変って、やっぱり安静でしたね。
安静のときのトイレ。これが一番大変。


あとの方針はどうするか、先生たちに決めてもらいましょ~なので。
ルンルンしながら帰宅しました。


でもなんか帰って来たら疲れてて、夕方もだら~っと2時間も寝てしまいました。

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今週の火曜日に行ってきました。脳の血管造影。

とりあえず、10時入院のところを、前日に入院係から「10時じゃなく9時に来てください」と連絡があったので、イヤな予感してました。
こういう場合は、大抵、術者の先生が午後から準緊急のオペが入ったとかそれ系の話なんですよ・・・
これ、血管造影午後2時スタートじゃなくて、繰り上がるんちゃうの?と母と言いながら、朝ご飯どうしようか・・・と言いながら、でも結局食べちゃった。


ちなみに、造影剤を使う検査のときは1食抜きます。
気持ち悪くなって吐くことがあるからです。
なので、午前の検査になるとしたら朝ご飯は食べちゃダメだったのですが・・・でも入院係はそこまで言ってなかったんですよね。


で、入院してみたらやっぱり。午後2時の検査が午前11時のオンコールに変更になってました。あーあ。
でもまあ、何となく大丈夫な気がしたので。
「朝ご飯食べちゃいました」
と申告だけして、そのままGO。


術衣(浴衣みたいなの)に着替えて、T字帯(ふんどしみたいな布)を巻きまして、両足に弾性ストッキング(臥床が長くなるので血栓対策)。
とりあえず、歩いて検査室へ。


で、検査台の上に上がって、点滴を左腕に刺しまして、血圧や酸素のモニター付けられて(心電図モニター付けてなかったのが意外っちゃ意外でした・・・循環器の場合は必須なんですけど)足の付け根を消毒。
で、青い布をダーッとかけられまして。


で、その後は、鎮静剤を点滴に入れられちゃったので、完全に意識が無くなるところまではいってませんけど
「あ~~~、もうどうにでもして~~~、アラよいよいっ」
という絶妙な加減のラリ具合になりました。


あとは足の付け根を麻酔して、シースっていう管入れて、ワイヤー入れて~、っていう手順なんですけど、まあ、私もさすがにまだ40だしメタボ疾患も無いので血管もそんな動脈硬化でゴリゴリっていうハズも無く、すっと穿刺。(ちなみにメタボ疾患があって動脈硬化ゴリゴリですと穿刺に手こずる場合があります)
鎮静剤でラリってるせいではなく、あー、こりゃ全然痛くないわ、って感じ。


で、血管のなかをワイヤー通過していくときはそれこそ全然痛みなし。
だって血管のなか、痛覚無いもん。


で、あっという間に頭に。
造影剤流すところで「頭が熱くなりますよ」と言われていたのですが(造影剤は浸透圧が血液よりも濃いので、その浸透圧差を”熱い”と認識するらしい)、


結論から言うと、熱いところと熱くないところがあるなと思った。
椎骨動脈の造影は、あんまり感じなかった。
外頸動脈の造影は、こめかみとか顔周りに血管が走っている領域なので、熱いだけじゃなくって、こめかみがドーン!と痛い・・・・(熱いというより痛い。頭痛の酷い感じ。でも2秒で終わる。)
内頚動脈の造影やると、その先に眼動脈があるもんですから、造影剤来ると、目の回りに蛍が集団でガーーーーーッと飛び交うみたいな感じの影像が見えます。


で、やられてる途中で気付いたのだけど。
私たち、循環器って、冠動脈の造影って実質2本写せば終わりなんですよね。
(右冠動脈、それと、左前下降枝+回旋枝。冠動脈3本あるけど、2本が起枝部分がいっしょなので実質1回で済んじゃう。)
ところが、頭は、分岐してる血管が多いし、左右あるし、選択的に造影しなきゃいけない本数が多い。
あー、こりゃ大変だわ&あー、こりゃ被曝量多いわ~(鬱)


まー、しょうがありません。
ちゅうか、こんなところで何シーベルトとか計算してられんわ。


で、私の右後頭葉にある2-3ccぐらいの大きさの血管の塊ですが。
MRIで見た時は1~2本の動脈しか、そこに流入してないと予想されてたのですが。
どうも、5本ぐらい(硬膜動脈とか全然予想外の場所からも)血管が流入。
タイプ的には厳密にいうと、「脳動脈奇形(arteriovenous malformation;AVM)」ではなく良く似た「脳動静脈瘻(arteriovenous malformation fistula;AVF)」だね~という話に。


んー。これ、どうすんですかねえ。
当初は流入してる動脈が1~2本で、っていう話だったんだけど。
5本も入ってて、しかも血管塊があんまり容量が無いとなりますと。
これはもしかして治療はオペでもガンマナイフでもなく、もしかすると、塞栓術(血管にジェル流し込んで詰める)ですかね~。するとまた同じ血管造影やりながら詰め物作戦????


まーいいや~。いま考えてもしょうがないや~。ヨイヨイ。
あとは外来主治医の林先生(血管造影の術者は別の先生だったので)の判断にもよりますかいね~。
あとで画像みながらゆっくり先生たち、どうするか考えておくれやす。


で、造影剤アレルギーも何もなく、約1時間ほどで終了。
カテーテル抜いて、15分ぐらい圧迫止血。
そこから、6時間に渡る絶対安静が始まります。


(続)

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アップしてもしてもしても、何度やっても「著作権侵害で削除」されてしまっていたエクササイズ(3)の動画ですが、アメブロ事務局に問い合わせたら誤認のようで、無事、アップされることになりました。
よかったよかった。
YouTubeもときどきこういうのがありますが、自動の探知機みたいなのだと誤認があるようなんですよね。こんな程度の自作のヘボ動画で著作権侵害とか・・・苦笑するしかありません。


さて、その(3)ですが、ウレタンボールを使ったエクササイズでした。
100円均一行って買って来てね。
私はこの大きさよりもしかするともう少し小さいやつのほうがよかったかな~って思ってます。
あまり手の大きさに合わない大きなボールだと、手首に力が入ってしまうのです。
ボールを握る時に手首を楽に。

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