呆けた・・・
姫のダァ〜は、北海道の釧路出身。
父親は、女子高の校長やってた、厳格な人。
ダァ〜のお兄さんは、北海道の五稜郭病院で、心臓外科部長やってるし
義兄の嫁・・・つまり義理の姉は、客室乗務員・・・スッチーだっ。
そんな頭脳優秀な家庭に、こんなアホな姫が嫁にいったから
もう大変な騒ぎだった
でも、みんな姫を快く迎え入れてくれて。
義父は女子高の校長だからさぁ・・・女子が好きなのよぉ〜
若い女性と、話を合わせるのが、本当に上手なのっ
「姫さん、姫さん」って・・・楽しそうに話すのよ・・・可愛いの
東京と北海道だから、たまにしか会えないけど
姫の父親が生きてた頃は、よく全員揃って旅行にも出かけたし
北海道まで、何度か行ってるし・・・それなりに、親孝行したと・・・っは思う。
でも、姫の父が逝き、その頃から、義父も痴呆症になった。。。
厳格で、しかも楽しかった義父が、痴呆症
最初は信じられなかったが・・・今では、信じざる得ない
それでも、たまに電話すると、元気そうに話す。
「姫です・・・お元気ですかぁ」
「おぅ、姫さんかい・・・僕は元気でねぇ・・・今夜もお酒のんでるんだぁ〜」
・・・っと、独特の北海道弁で元気に話す。
っで、一通り挨拶を交わして、義母が口に出る。
「お義母さん、お義父さん元気じゃないですかぁ〜」
「うふふ・・・そうなのねぇ・・・身体はどこも悪くないからねぇ・・・」
「えっ? じゃ、もしかして・・・私たちの事、分かってないの?」
「うん・・・そうねぇ〜」
「えぇ〜〜〜〜〜っ、だって話できたよ?」
「相手に合わせるのが、上手なの・・・うふふ」
「うふふって・・じゃ、ダァ〜の事もわからないの?」
「うん・・・多分ねぇ・・・この前、家には子供がいるのか?って聞いてきたから・・・」
「ひぇ〜〜〜っ!」
「2人、男の子がいるでしょ?って言ったら、そうなのかぁ〜・・・って。姫さんて、誰?って、この前聞かれて、○○ちゃんのお嫁さんでしょ?って教えたの・・・そしたら、○○ちゃんは、今何処にいるんだ?って・・・」
「じゃ、本当に何も分かってないんだぁ・・・」
「そうなの・・・でも、げんきなのよぉ?」
・・・そんな風になってから、もう丸7年が過ぎる。。。
一度も、北海道に帰省していない。
何故か?
ダァ〜が嫌がるのだ。。。
父親の現実を、受け入れられないらしい・・・
「帰ってさぁ、あなたはどなた様?・・・って聞かれたら、俺たまんないよぉ〜」
まぁ、気持ちはわかるが・・・そろそろ、帰省しなければ。。。
しかし・・・何を話すか、非常に困っているのも事実だっ
どうしたもんか。。。
みんな、親孝行は、親が元気なうちにしてあげてねぇ〜
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